電車で観光できる場所って他にもあったっけ…?
私たちは夏の旅行として宮崎県6泊7日の旅行にでかけ、6泊7日のうち1泊は市内ホテル、5泊は「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートホテル」にお世話になり車なし・電車バスメインで諸々回ってきました~!
その中で、旅行2日目に訪れた場所が「飫肥城下街」。
飫肥城下街は宮崎県日南市飫肥にある江戸時代から続く古い城下町!
街そのものが当時の街並みをそのまま残していて、ただ歩いているだけでもタイムスリップしたような気分になれる…、そんなスポットです。
車なし旅行の身にとっては電車だけでアクセスできるのもありがたかったですね~!
今回の記事では、そんな「飫肥城下街」の散策レポをお届け。
城下街を散策する上で便利&お得な「あゆみちゃんマップ」の情報も合わせてお届けするので、これから飫肥に行くよ~!飫肥に行ってみたい!という方は是非参考にしてみてください◎
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Contents
飫肥城下街とは?
住所 | 宮崎県日南市飫肥4丁目2-20 | ||
---|---|---|---|
電話番号 | 0987-25-1905(小村寿太郎記念館/総合窓口) | ||
公式HP | http://obijyo.com/ | ||
観光所要時間目安 | 散策のみ:1~2時間ランチもする場合:2~3時間 |
飫肥は、天正16年(1588)から明治初期までの280年間飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えたところです。武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣が残る町並みは、昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
飫肥城下町は江戸時代伊東氏のもとで栄えた飫肥藩の街並みが当時のまま残された場所です。
少し歴史のお話をすると、遡ること500年ばかり16代伊東三位入道義祐のとき、それまで島津氏の支配下にあった飫肥城を攻め取り48支城を各地に配し、日向国内に覇権を樹立。
ところが伊東氏はその後元々支配していた島津氏の逆襲を受け、国を失い豊後国に落ちることに。
そこから時を経ること10年、豊臣秀吉に仕えた義祐の子・祐兵が、天正15年(1587年)の九州平定で功績をあげたのですが、そこで恩賞として与えられたのがかつて島津氏に破れ去る事になった「飫肥」。
以降280年余、飫肥藩(五万一千石)を伊東氏14代で治めた、とのことです。
アクセス
飫肥城下町へはJR日南線飫肥駅から徒歩15分程でアクセスできます。
車を利用する場合は宮崎空港からおよそ40分程度。飫肥城跡地の近くに大きな駐車場もあるのでアクセスしやすい観光地と言えるでしょう◎
【公共交通機関の場合】
- JR日南線飫肥駅:徒歩15分
【車利用の場合】
- 駐車場あり:飫肥城観光駐車場
ちなみに、飫肥城下町は地図で見ると蛇行した川の内側にお城と城下町が作られているのがわかります。
飫肥城下町から電車の駅が結構離れていて不便だなあ~とも思ったのですが、よく見ると川の外側に沿うように鉄道が走っているのがわかります。
ああこうやって古い町並みを残していったのかな…、と思うとなんとも感慨深い気分になりました☺
飫肥城下町に行ってみたよ
JR宮崎駅から日南線で飫肥駅へ!車窓の景色に癒やされる電車旅
▲旅の始まりはJR宮崎駅。綺麗に晴れて気持ちの良いお天気の中、前日宿泊していた「エアラインホテル」を出て歩くこと15分くらい、無事駅に到着しました!
▲駅に置いてあった可愛らしいポスト。日向夏ポストらしいです。こういうの見つけると写真撮っちゃいますよね…
▲前日青島神社に向かうときも利用したJR日南線に乗り込みます!
JR日南線は1~2両編成、かつ殆どの駅が無人駅の超ローカル線。
車両も首都圏では見たこと無いくらい年季が入ったもので、今どきこんな色の蛍光灯見たこと無い…と備品一つ一つに驚きがある楽しい路線でした…!笑
特にトンネル内を揺られている時とかは、外の景色も見えないのでどっかの古い時代にタイムスリップしたかのような心地になりましたね…。
▲JR宮崎駅を出て15分もすると車窓は一面の田園風景に。
宮崎県すごいなあ…。
▲行き先表示ですらただの紙、電光掲示板ではないという驚きポイントも…!
城下街到着!「あゆみちゃんマップ」を入手
▲そんな電車に揺られること1時間半あまり。
飫肥駅に到着しました!!
▲改めて車両を振り返ってみるとなおのことすごいなあ…という感想が出てきましたね…!
ちょうど写真左側の駅前の土地が売地になっていました。超駅近物件ではありますが、そもそも1~2時間に一本だからむしろ線路が邪魔なレベルかも知れません…。笑
▲ホームを出たら線路の上を歩いて飫肥駅出口に向かいます。
絶対に普段はありえないアングルの写真が撮れて満足です。笑
▲こちらが飫肥駅の駅舎。
JR日南線の他の駅と比べるとかなりしっかりした建物で、中には待合室も用意されていたのが良かったですね!(もちろん冷暖房は無しですが)
▲「ようこそ飫肥へ!」の看板が目印のこの場所が、「あゆみちゃんマップ」を手に入れることができる「にちなん屋」さん。
一見営業しているのかわからない外観におろおろしていたらお店の方が声をかけてくれました…!
あゆみちゃんマップについて色々聞いたらとっても親切に明るく対応していただけて嬉しかったですね~!
▲こちらが「あゆみちゃんマップ」!
私たちは事前にネットで調べていて知っていたのですが、特に看板等も無いので分かりにくいかもなあ…と思いました。
が、実際には飫肥を散策する上で便利な上、ちょっとお得に色々楽しめるので是非買ってみることをおすすめします~!
私たちは時間の都合上特に施設入場は市内予定だったので、入館チケットが付いていない1,000円のマップを一部購入しました🗺
あゆみちゃんマップとは!
■食べあるき町あるき+2施設入館(旧山本猪平家・商家資料館)
1,000円 (引換券5枚付)■食べあるき町あるき+6施設入館(飫肥城歴史資料館・松尾の丸・豫章館・小村寿太郎記念館・旧山本猪平家・商家資料館)
大人1,600円 高大1,400円 小中1,150円 (引換券5枚付)
▲「にちなん屋」さんが教えてくれた道を辿って飫肥城下町へと向かいます。
鉄道駅から城下街は少し離れていますが…
▲途中、こんな綺麗な景色に出会えたので全然距離は感じなかったですね~!
食べ歩き&雑貨ショップ巡りと街並みを楽しむ
▲飫肥城下町に到着!さっそく「あゆみちゃんマップ」対象店舗で食べ歩きを、ということで飫肥名物天ぷらをいただくべく「こだま屋」を訪れました。
▲”天ぷら”と聞いて想像したのはシンプルなよくある衣の付いた天ぷらでしたが、飫肥でいただいたのはこんな感じの見た目。
一見さつま揚げのように見えますがその正体は豆腐で、ふわふわじゅわっとしていて美味しかったですね!
▲「スーパーとむら」という地元スーパーも見かけました。
▲あゆみちゃんマップ特典で次に頂いたのは、雑貨屋の「長寿箸」!
ちょうど家で使っている箸を旅行前に折ってしまったこともあり、タイミングよく良いお揃いのお箸が手に入ってほくほくです☺
あゆみちゃんマップの特典はこんなふうに、”一店舗で2枚”という使い方ができるのも良きですね。
▲城下街のメインストリートに入ってきました!
この道を真っ直ぐ行くと飫肥城跡地にたどり着くので、あたりのお店や建物を眺めつつゆっくり散策します。
石垣や一つ一つの建物に風情があって素敵でした…!
▲道の端にあるお堀の中にはなんと錦鯉の姿も!
こんなにぬるっと綺麗な鯉を拝めるとは思ってなかったので驚きでしたね…
「武家屋敷 伊東邸」でランチ
▲ランチは城下町の中の有名店「武家屋敷 伊東邸」へ。
城下街のほぼど真ん中、一等地と言っても良い場所に位置する風情ある建物で美味しいランチが頂けるお店…。
ということでお店の開店時間11:00に合わせてやってきたのですが、すでに数組お客さんが待っていて人気っぷりを感じましたね…!
▲羽釜で炊いたご飯が美味しい定食で良い時間が過ごせました~!ごちそうさまです。
▼武家屋敷 伊東邸について詳しいメニュー&実食レポはこちらの記事へ
飫肥城跡地を散策
▲お腹が満たされたので再び飫肥城下町の散策へ!
「武家屋敷 伊東邸」を出たら比較的近くに飫肥城跡地の駐車場がありました。こちらでも「あゆみちゃんマップ」を購入できるみたいです。
▲というわけで早速食後のデザート代わりに「あゆみちゃんマップ」でこちらのお店の商品を頂こうとしたところ、なんとあゆみちゃんマップが行方不明。
どうやら先程のお店「武家屋敷 伊東邸」で忘れてきたか、道中で落としてきてしまったようです……。
せっかくお得に楽しもう!と思っていたところ、こうなってしまうと残念ながら、損。
まあ色々旅行していたらこんなこともあるかあ…、といろいろと後ろ髪引かれつつ(笑)、気を取り直して飫肥城に向かうことにしました。くうう…。
▲そんなこんなで飫肥城近くまでやってくると、かつての城門が見えてきました。
城門に続くまでの道も綺麗に整備されていて、というより恐らく当時の姿を残したままで思わず背筋が伸びるような雰囲気です。
▲飫肥城跡地に到着しました。立派な城門に迎え入れられます。
▲城門から敷地内に足を踏み入れた後は、奥にある天守閣の跡地を目指していきます。
途中”しあわせ杉”なるものも。
▲天守閣まではこんなふうに緩やかな階段をそこそこ歩きます。
結構石の上が滑りやすかったり、砂利道が続いたりしたのでスニーカーで来ると安全かもですね。
▲天守閣跡地にたどり着きました!
かつて天守閣があった場所は苔むして、杉が立ち並ぶ静粛な雰囲気にあふれる場所に姿を変えていました…!
▲暑い暑い真夏の昼下がりでしたが、天守閣跡地は杉の木によって日差しが遮られて涼しさすら感じられる、なんだか不思議な空間でしたね…!
▲天守閣跡地の更に奥を見てみると、そこにはなにやらグラウンドが。
Googlemapで確認したらどうやら奥には飫肥の中学校があるようでした。こんな天守閣を眺めながら学ぶなんてなんだか凄いなあ…、と思ったのですがそれ以上に…
▲実は天守閣に至るまでの道、飫肥城跡地の敷地内になんと飫肥小学校があったんです。
思いっきりお城の雰囲気の中に普通に小学校が登場してきたので流石に面食らいましたね…!
▲実は飫肥城跡地の入口にはこんな看板があります。
城門をくぐったときは全く意味が分からなかった(飫肥城址で学ぶ子どもってどういうこと!?)のですが、いざ訪れてみて納得…!
世の中にはこんな場所があるんだなあ…と驚きつつなんだか良いなあ、と思いましたね…!
飫肥駅に帰還してアイスをいただく
▲飫肥城跡地散策も終え、一通り楽しめたのでそろそろ飫肥駅に戻ります。
ふとまちなかで顔をあげるとこんな風景が広がっていて、なんだか良いところだなあ…としみじみと思わされましたね…!
▲こうして飫肥駅に帰還。Apple Watchの歩数計を見たら1万歩以上歩いていました。結構よく歩いたなあ。
▲まだ少し電車まで時間があったので、駅近くのお店「なかつや」さんで休憩することに。
▲なかつや特製アイスクリーム¥240!
バニラ味ではなく、シャーベット風の食感でありつつ甘みが強く、でもくどくなくてさっぱりしている…。
他のアイス屋さんで全く食べたことが無いような不思議な味で、暑い中たくさん歩いた身にぐんぐん沁みる味でしたね…!
▲そして待つこと数十分、JR日南線の車両が到着しました。
途中「あゆみちゃんマップ」紛失というやらかしはありましたが(笑)、風情ある城下街と飫肥城跡地を巡れて良い時間が過ごせたな~!と思います◎
飫肥城下街の感想
- 昔の街並みが当時のまま残った風情ある景色を楽しめる!
- 飫肥城跡地の静謐な雰囲気が素敵
- 「あゆみちゃんマップ」を利用することでお得&便利に散策できる
- さすが一藩の城下街だけあって、散策エリアは思ったより広いので結構歩く!
- 鉄道利用の場合は本数が少ないため電車の時間に要注意
「あゆみちゃんマップ」を利用することでお得&便利に散策
▲前述した通り、飫肥城下街は「あゆみちゃんマップ」を使うことでお得&便利に街歩きを楽しめます~!
お得面も嬉しいんですが、個人的にはそれよりも「飫肥城下街のどこに何があるのか」が一目でわかる、そもそものマップとしての機能がありがたく便利だなあと思いました。
バス停、駐車場、トイレの場所まで明記されているのでこれが一つあることで安心して散策できるのが本当に便利でしたね…!
散策エリアは思ったより広いので結構歩く!
▲飫肥城下街はこれも前述の通り、かつては一藩の城下街。
そのため普通に町中を散策するだけでも結構長距離歩きます!笑
鎌倉の小町通りや、清水寺の参道とかを想像していくとあれと比べて非常に長い距離歩くことになるので要注意ですね…!
歩くぞ!ということを念頭に置いて動くようにするのがおすすめ!
鉄道利用の場合は本数が少ないため電車の時間に要注意
▲青島神社に電車で訪れたときもそうだったのですが、飫肥駅に行く歳に利用するJR日南線は非常に電車の本数が少ないです。
だいたい1~2時間に1本あれば良い方!という感じなので、予め電車の時間に合わせて動くようにする必要があります。
▼青島神社&鬼の洗濯板についての体験レポはこちら
まとめ
今回の記事では、飫肥城下街についてご紹介しました◎
昔ながらの街並みがそのまま残り、街歩き&食べ歩きも楽しめるスポット。
是非「あゆみちゃんマップ」を片手に、気ままに街歩きと飫肥城跡地散策が楽しめて良い時間が過ごせたなあ~と思います!
(あゆみちゃんマップの紛失には要注意!)
是非宮崎県を訪れた際は飫肥城下街散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?
▼武家屋敷 伊東邸について詳しいメニュー&実食レポはこちらの記事へ
★現在地:DAY2 DAY1 エアラインホテルfa-home DAY2 DAY3 DAY4 DAY5 DAY6 DAY7 ▼6泊7日の旅行プランまとめ記事はこちら!
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