【大阪万博2025】いのち動的平衡館体験レポ|斬新だけど人を選ぶ?体験してわかった感想と正直レビュー

2025年の大阪・関西万博を2日間かけてしっかり楽しんできました!
今回は、実際に私たちが訪れたパビリオンのうち、シグネチャーパビリオンの「いのち動的平衡館」の展示内容から個人的な感想まで、ネタバレありで詳しく紹介します。
映像の見せ方は斬新だった!
…でも、なんか…38億年の命の物語って言われても、正直そんな簡単に共感できるもんじゃないね。
光の演出はすごく綺麗だったけど…理屈で納得するのと心に響くのは別かもね…
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大阪万博 いのち動的平衡館の概要
項目 | 内容 |
---|---|
⏳ 待ち時間 | 15分(5月日曜・PM / 予約あり) |
🕒 所要時間 | 約15分 |
🚶♂️ 混雑度合い | 予約のみ |
🌟 個人的おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
🏛 パビリオンタイプ | 👥 ガイド・集団移動型 |
福岡伸一プロデューサーのシグネチャーパビリオン。
テーマである「いのちを知る」を提示します。ふわりと浮かんだ大きな屋根を持つ建築は、生命が動的に平衡を保ちながら、うつろう流れの中で一瞬だけ立ち現れる自律的な秩序を示す姿を表現しています。
ひとたびパビリオンに入ると、あなたの”いのち”は、たちまち粒子化されて流れの中に溶けだし、悠久の生命進化史の物語に参加していきます。生命観を根底からやさしく揺さぶり、生きること・死ぬことの意味と希望を再発見する体験をお届けします。
「いのち動的平衡館」は、プロデューサー福島伸一によって手掛けられたパビリオン。
「いのちを知る」をテーマに、独特の方法の展示を行います。
こちらは完全予約制のパビリオン。
今回私たちは3日前予約で利用しました!
いのち動的平衡館の場所

いのち動的平衡館は、「シグネチャーゾーン」に位置しています。
シグネチャーゾーンの中でも、特に噴水ショーが開催される”ウォータープラザ”に近い位置にあるため、パビリオンの予約時間まで少し時間があるな~という場合でも、ゆっくり座って休憩できる場所があるのがGOODポイントです。
- いのちめぐる冒険
- いのちの遊び場 クラゲ館
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- アンゴラ
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いのち動的平衡館に行ってみたよ
パビリオンの外観と待ち時間

▲「いのち動的平衡館」の外観はこちら。
ふわりと浮かぶような大きな屋根を持ち、なかなか目を引くような建築となっています。

▲「いのち動的平衡館」は完全予約制のパビリオン。
それも、パビリオンの体験時間(1回15分)のタイミングに合わせて細かく区切られているため、予約時間に遅れないように来場する必要があります。
予約時間にパビリオンを訪れたら、列に並び、次の回の体験に案内されるという仕組み。
そのため、待ち時間がだいたい15分ほど発生しました。

▲前の組の体験が終わり、いざパビリオンの中へと進みます!
無数の電球によって描かれる”いのち”の物語

▲他のパビリオンの多くは、建物の中がいくつかのゾーンに分かれたスタイルになっていますが、いのち動的平衡館の展示は一つの空間だけで構成されています。
中に入ると、真ん中に沢山の電球が用意された空間があり、来場者はこの空間をぐるりと囲むようにして鑑賞する形となっていました。

▲来場者の入場が完了すると、ドアが閉められ室内がぐっと暗くなり、映像がスタートします。
映像、と言っても普段私たちがよく目にするような液晶に写ったり、プロジェクションマッピングで投影されたりするのではありません。
なんと中央に用意された無数の電球が点滅することで、まるでひとつの映像であるかのように見せていく形だったんです。
映像技術がどんどん進歩する昨今において、あえて少し古いとも言える技術を用いて見せる。
なるほど、こういうやり方も、ある意味斬新だなあと感じさせられましたね。

▲内容としては、地球という惑星にいのちが初めて誕生した38億年前に遡り、そこからのいのちの流れや進化の経緯を追う…というもの。
海で誕生した生命が次第に陸に出て、様々な経緯を経て人間が誕生して…。
そんな内容の映像(という名の光の点滅)を、だいたい12,3分ほど鑑賞します。
すでに今まで生きていく中で学んだことのある事実であり、知識として知っているからこそ、こういった言わば目で見て分かりにくい映像でも感じ取れるのかな?と思うところでしたね。
「いのち動的平衡」とは何か?

▲映像が終了すると、すこし場所を移して、今度はプロジェクションマッピングで投影された映像を鑑賞します。
こちらは先程の「光の粒子が描く38億年の生命のドラマ」を受けて、「いのち動的平衡とはなにか?」をプロデューサーの福岡伸一さんが説明する…という内容。
いのちは徐々に削られ、終わりががあるからこそ前に進む(=進化を続ける)。
一つのいのちが終わりを迎えても、また新たないのちが紡いでいき、前に進み続ける事ができる。
これが”動的平衡”の状態だ、ということでした。

▲パビリオンの中にはこんなメッセージもありました。
私たちはどこから来て、どこへ行くのか
いのちはうつろいゆく流れの中にある

▲こうして15分間の体験を終え、パビリオンを後にします。
体験とは全く関係ありませんが、ちょうどパビリオンを出たタイミングで分厚く覆っていた雲が晴れ、綺麗な夕焼けを目にすることができました…!
西側が海にあたる大阪での夕焼けは、東京の民としては圧巻というべき景色で、今回の万博滞在中にこれが見れたのは嬉しいなあ、と思います☺️
いのち動的平衡館の感想
- 斬新なスタイルの映像を楽しめる
- 体験時間が短め
- 比較的予約が取りやすい(気がする)
- 10分以上立ちっぱなしで映像を見るので、かなり疲れる
- 内容はかなり人を選ぶ
映像の見せ方はとても斬新。他にこういう手法を取ろうとしたパビリオンは無いんじゃないかなと思います。
そして、言いたいことも分かりやすい。
”いのち”はうつろいゆくもので、悠久の生命進化史の中で、何度も終わりを迎え、でも後に物語が紡がれ、そうした流れの中で今がある。
そして、”いのち”は終わりがあるからこそ、これまでの物語があり、そして前に進んでいくのだ、と。
パビリオンの中ではここまでのメッセージで終わっていましたが、おそらくは「だから、生きること・死ぬことには意味があり、(仮に終わりを迎えたとしても)希望があるんだよ」と言いたいのかなあ、と受け取りました。
ただ、個人的にはそれを受け取ったうえで、「そんなことは分かっているって…!」と声を大にして言いたい気持ちになってしまいました。
いのちは終わりがあるから美しいんだ、というのは正直全く新しい概念でも考え方でも理論でも無いと思います。
古今東西の小説や映画、漫画にアニメを見れば、誰も彼もが語っていませんか。
そんなことは重々分かったうえで、先刻御承知のうえで、それでも死ぬことが怖く恐ろしく嫌だと思うのが生きるうえでの唯一のルールではないでしょうか。
理屈上そういう理論ができるのはわかる。
希望があるのもわかる。
でもそんなことくらいで変わるほど、生命観というのは簡単なものではなく、むしろより感情に近いところで感じるものではないでしょうか。
少なくとも私は、今回のパビリオンの展示内容を受けて、「そんなことは重々分かっているが、そんなことで生命観が変わる(終わりを受け入れたり、終わりを希望と捉える)ことはできない」という感想を持ちました。
このパビリオンの展示内容を受けて”生命観が変わった”と感じられる方は、恐らく私よりも遥かに器が大きく、人としてできている方なんじゃないかな…と思います。
そんなに達観できないし、理屈で割り切れないよ……。←
あと、内容とは関係がありませんが、展示の見せ方として10分以上同じ場所に立ちっぱなしというのが想像以上にきついです。
歩き続けていたり、数分おきに場所を変えたりしていると意外と足の疲れは感じにくいのですが、
- 同じ場所で
- 同じような映像を見続け
- じーっと10分以上立ちっぱなし
…というのは非常に、非常に体にくるものがありました。
正直後半は、内容に共感できないのと、立ちっぱなしで足が辛いのとで、なかなかな精神状態での体験となってしまいましたね…。笑
同じ会場内にいた小さい子たち、静かに立ちっぱなしで見ていて偉かった…
総括すると、体験時間も短めで、斬新なタイプの映像を楽しめる場所としては良いのですが、内容はかなり人を選ぶ印象です。
その上、10分以上立ちっぱなしで同じような映像を見ることになるので、それなりに元気なタイミングで訪れる必要があります。
諸々を総合すると、まあ個人的にはたまたま空き時間に予約が取れちゃったら行くかどうか悩むくらいの立ち位置で良いかな…、という感想でした。
まとめ
今回の記事では、2025年大阪・関西万博で訪れた「いのち動的平衡館」について詳しくご紹介しました。
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他にも、訪れたパビリオンの詳細レポをお届けするため、合わせてチェックしてみてください👀
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