【大阪万博2025】パナソニック”ノモの国”パビリオン体験レポ|大人も楽しめる?子ども向け?本音レビュー

2025年の大阪・関西万博を2日間かけてしっかり楽しんできました!
今回は、実際に私たちが訪れたパビリオンのうち、「パナソニックグループパビリオン「ノモの国」」の展示内容から個人的な感想まで、ネタバレありで詳しく紹介します。
ノモの国パビリオン、幻想的な雰囲気がずっと続いてたね~!
うん、外観も中もキレイだったけど…正直「今何をしてるの?」って思う瞬間も結構あったかも…
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大阪万博 「ノモの国」パビリオンの概要
項目 | 内容 |
---|---|
⏳ 待ち時間 | 10分(5月平日・PM / 予約あり) |
🕒 所要時間 | 約35分 |
🚶♂️ 混雑度合い | 予約のみ |
🌟 個人的おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
🏛 パビリオンタイプ | 👥 ガイド・集団移動型 |
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」のコンセプトは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」
「ノモの国」では、結晶(デバイス)を手に、立体音響と空間映像に包まれた未知の知覚体験や、巨大な滝状のミストウォールを潜り抜けたりと思いのまま冒険をしながら、これまで気づかなかった自分自身の可能性に気づかせてくれる体験ができます。
また、オリジナルのアニメもWEBで公開中。パビリオンでの体験前にアニメをご覧いただくことで、より一層「ノモの国」をお楽しみいただけます。
「ノモの国」はパナソニックグループが提供するパビリオン。
パビリオンだけにとどまらず、「ノモの国」についてのオリジナルアニメが作られ、バーチャルでの体験も楽しめるようになっています。
完全予約制のパビリオン。
予約枠の少なめなので、予約難易度は高めです😅
「ノモの国」パビリオンの場所

「ノモの国」パビリオンは、「東ゲートゾーン」に位置しています。
近くには日本の企業パビリオンがいくつか配置されていました!
- 三菱未来館
- 住友館
- 電力館
「ノモの国」パビリオンに行ってみたよ
パビリオンの外観

▲「ノモの国」の外観はこちら。
ひらひらとカラフルな布のようなもので覆われたパビリオンで、とっても綺麗。
少し日が落ちているタイミングだったので、ライトアップされているのもまた良かったですね。

▲今回私たちは”ミャクミャクリワードプログラム”の抽選に当選し、予約枠を得ることができました!
入口で受付を済ませた後は、順番が来るまでしばらく外のスペースで待ちます。
ノモの国の入口

▲いよいよパビリオンの中へ。
スタッフの誘導に従って案内されたのは、真っ暗な部屋。
準備が整うと、そんな部屋の床面にプロジェクションマッピングが投影され、何やら幻想的な映像が映し出されます。
正直、見ているときは抽象的すぎて何の映像なのか全く分からなかったのですが…
後から公式HPを見ると、どうやらここはノモの国の入口の池?だった?様子。
綺麗ではあるんですが、かなーり抽象的な映像なので、小さい子はここで少し飽きてしまっているようでした。。
結晶を手にノモの国を歩き回る

▲映像の部屋を出ると、一人一個用意されている”結晶”を持つように言われます。
結晶には特に種類は無いので、無作為に選べばOK。

▲渡された結晶が、こちら。
透明なプラスチックのような造形で、見る角度によって色が変わる的なアレです。

▲この結晶をお部屋の中にある好きな石にかざすと…

▲石が光るよ!という仕組み。

▲これを時間いっぱい、ココロの向くまま自由に結晶を石にかざしてみてね!というのがこのお部屋でやることです。
小学校に入る前くらいの小さい子たちは「あ!光った~!」と楽しそうな様子。
一方、小学生より上の年齢の方々は、何回か試しにかざして満足し、あとは持て余していましたね…。
(ちなみに試しに石にスマホをかざしたら交通系ICカードが反応したので、NFCタグが結晶に埋め込まれているんだろうなあ、という感じです)
結晶が映し出す”ココロ”が蝶になる

▲暫く経つと、「暗くなる前に森を出よう」とアナウンスが入り、次の黒い岩が立ち並ぶスペースへと案内されます。
ここにはいくつかモニターが用意されており、一人ずつモニターにある映像を見るスペースとなっていました。

▲モニターの前には結晶を置く台が用意されており、そこに結晶を置くことで映像がスタートする、という仕組み。

▲「ここは、きみの素直なココロと可能性を映し出す場所」
と表示され、「あなたのココロは美しいものを見つける力で満ちているね!」と教えてくれ、「そんな君がいればなんとやら…」とひたすらに明るいメッセージが延々と表示されます。
そうなんだ、私も全然知らなかったよそんなこと。←
どうやら選んだ結晶(あるいはかざした石?)によってメッセージが変わる様子。
実際に私とぷらはさんとでは少し違ったメッセージが表示されました。
最後には「君のココロが蝶になって結晶に宿ったよ、結晶を持って先へ進もう」と促されます。
なんで蝶になったんだろうなあ。

▲モニターの数は限られているので、しばらくは次の部屋に進む扉の前でステイ。
扉の前にはミストがたかれ、そこにこれまた抽象的な映像が投影されていました。
この映像はどういう意味だったんだろう。
蝶を飛び立たせる

▲次に案内されたお部屋は、周囲にプロジェクションマッピングの映像が投影された円形のお部屋。
一貫して幻想的な雰囲気が続いています。

▲お部屋のそこかしこにはこんなオブジェが用意されており、ここに結晶をおいてうちわで扇ぐように指示されます。
結晶に宿った私のココロの蝶を飛び立たせよう!とのこと。

▲うちわで扇ぎつつけていると、徐々に地面と壁に投影されている映像が切り替わり…

▲最終的には天井からスモークもたかれ、なんだか明るい雰囲気に。
どうやら無事全員の蝶が飛び立てたようです。

▲最後はスタッフの「皆さん中央に集まって踊りましょう!」の誘導に従って、テーマソング「夢は翼」が一曲まるまる流れる中、なんとなく中心に輪を作ります。
ここで小学生よりも小さい子が数人居てくれたのが良かった。
ノリノリで真ん中で踊ってくれ、それを見守る大人たちが囲んで手拍子する…という空間が生まれました。
これ、万一子どもが居なくって大人だけのグループだったらどうなっちゃったんだろう…。←

▲曲が終わると、体験も終了です。

▲パビリオンのテーマ「Unlock Your Nature 解き放て こころとからだ じぶんとせかい」の文字が描かれた壁面に、結晶を返却します。

▲結晶を返却すると、一人1枚カードが貰えました。

▲”Unlock Your Nature”。
大地エリアの展示を鑑賞

▲体験としては以上で終了ですが、最後にちょっとした展示コーナー「大地エリア」が用意されています。
”よりよい未来をともに考える”をテーマに、人と自然の循環をイメージした展示とのこと。

▲新しい発電方法や太陽電池についての展示がありました。

▲大きめのテーブルにプロジェクションマッピングで映像が投影されているコーナーも。
ここでは、先程いただいた”Unlock Your Nature”カードを差し込むと蝶が映像に出てくる、という仕掛け付き。

▲五感で自然の心地よさを感じられるバイオセンサリードームなる空間もありました。
音と視界をある程度遮断し、霧のゆらぎを見ることで癒やされる…というもの。
あれかな、焚き火とか暖炉の炎を見て癒やされるアレと一緒かな。

▲バイオマス発電のコーナーもありました。

▲パビリオンを出る頃にはすっかり夜に。
ライトアップされた外観は、やはり綺麗でしたね。
「ノモの国」パビリオンの感想
- 外観と内観が綺麗
- 総じて、体験中ずっと今何をやっているのかがよくわからないパビリオン
- もう少しうまくやる方法はなかったのか…?
外観や内部の体験すべて含め、総じて「綺麗だった」パビリオン。
外観の造形は文句無しで綺麗。特に夜間のライトアップは必見です。
そして内観も、外観の幻想的でふわふわとした”おとぎの世界”を感じられるような光景が広がっており、そういった意味では非常に”綺麗”だったと思います。
ただ。
ただ、パビリオンの体験としては、もうちょっとなんとかならなかったのか……と素人ながら、大変失礼ながら思わずにはいられません。
まず冒頭の映像。全く意味がわからない。
ただただ暗い空間に、プロジェクションマッピングでなんとなく綺麗な映像と何となく綺麗な音楽が流れるだけの時間。
いったい私たちは今何を見せられているの?と頭に疑問符が大量に浮かぶだけ浮かんで、気づけば映像が終わっていました。
そもそも、20人弱くらいの人間が経っている床に投影しているので、映像自体シンプルに見辛い。
あの時点で小さい子が飽きて「まだ~?」と声を上げていたのは、もう致し方ないのではと思います。。
そして次のおそらく本体験のメインとも言える、結晶を持って歩き回る時間。
長いんですよね。尺が。
ぶっちゃけここでできることって、「石に結晶をかざしたら光る」という、ただただ本当にそれだけのこと。
それ故に、「石に結晶をかざしたら光る」ことだけではもう楽しむことができない小学生よりも大きな人間にとっては、かなり時間を持て余します。
その上、そんな(よく分からない)体験を経たうえで、「実は君のココロはこうなんだよ!」と断定されても、謎でしかありません。
ああこれ、どうせランダムで良い感じに被らないようにメッセージを選んでいるんだろうな…としか思えず、だいぶ白けた目で見てしまう事となりました。
極めつけは、最後のお部屋。
- うちわで扇いで蝶を飛び立たせよう!:別にうちわを扇ぐことと映像の進行に関係が無いため、ただただ扇いでいるだけ。
- 蝶が無事飛び立てたよ!:その結果どうなるの?の説明一切なし。よくわからないけども、飛び立てたから何かがきっと良かったのでしょう。
- テーマソングに合わせて踊ろう!:振り付けがあるわけでもなく、とりあえず曲に合わせて体を動かせ!的な雰囲気。日本人の大人には厳しい。
…とまあ思いつくだけでもなんかもう色々止まらないですね……。

全体的に造形は綺麗なのに、すこぶる勿体ない。
総じて説明と理由付けが一切なく、要はまあ”感じろ!”ということなんだろうなとは思いますが、それにしても抽象的な方向に振りすぎていると思います。
せめて、例えば冒頭の映像は「ここはノモの国に続く池。ほら見てご覧、ノモの国の様子が覗けるかも」とか一言いってくれれば良かった。
結晶を石にかざすところでは、石によって造形が違ったり、色が違ったりと違いを持たせて、能動的に個々人が好きなものを”選ぶ”仕様にして欲しかった。
そのうえで、「あなたは実は赤色の結晶ばかり選んでいたね、気づいていた?そんなあなたは~」と、後に断定されるココロのカタチにせめて何らかの理由付けが欲しかった。今の技術なら余裕でできたはずだと思います。
最後の蝶を飛び立たせるシーンには、「実はこの蝶はあなたの封印している、でも外に出たがっている本当のココロ。そのココロを解き放とう!今!いざ!」…見たいな一言が欲しかった。
何のために蝶を飛び立たせようとしているのか、飛び立った結果何が嬉しいのか?それをちょっとでもわかるようにして欲しかったです。
全部全部、そういった説明や理由付けが一切なく、”あなたの想像(ココロ)にお任せ”という綺麗な言葉でその責任を大放棄しているので、見ているこちらとしては「結局この時間は何なの??」という状況になるんです。
教育の場ではある程度一人ひとりに考えさせても良いと思いますが、一般のゲストを迎え入れて体験を提供する場として、これはあまりに無責任。
こちらは楽しみに来ているんです。そこまで考えろと言われても土台無理なお話だと思います。
…と、いうわけで、結論として「ノモの国」パビリオンを楽しめるのは、単に「石に結晶をかざしたら光る」ことや「曲に合わせて体を動かす」ことを説明や理由付けなしに楽しめる、小学生よりも小さな子だけかな?と思います。
まあ、ノモの国のHPを見ると…
Unlock体験エリアでは、子どもたちに、感覚(カラダ)を研ぎ澄ましてもらい、感性(ココロ)を解き放ち、ソウゾウする力を「Unlock」するきっかけを提供します。
という感じで、最初からターゲットが”子どもたち”になっているので、そもそも大人が体験してどうこう言うほうが間違っているのかもしれません。
とはいえ、子どもの中でも小学生以上(人によってはそれより小さくても)の子はもう少し考える力があると思うので、「で、結局今は何をやっているの?」となってしまうんじゃないかなあ…と思います。
そのうえで、大人側はもっと強くそう感じているわけなので、うん、まあ、なんだろうね?という感じになりそうです。
総じて、外観と内部の”綺麗さ”は評価できるものの、体験としては「もっとやりようがあったんじゃないか」と感じずにはいられないパビリオン。
プロジェクションマッピングの多さには、流石パナソニックグループだなあ…と思わされましたね…!笑
まとめ
今回の記事では、2025年大阪・関西万博で訪れた「パナソニックグループパビリオン「ノモの国」」について詳しくご紹介しました。
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他にも、訪れたパビリオンの詳細レポをお届けするため、合わせてチェックしてみてください👀
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