
今回の記事は旅行記の第2章、おきなわマラソン当日の章<前編>です!
先日私たちは沖縄県の中部で開催されたマラソン大会「おきなわマラソン2025」に参加してきました!
前回の記事では、「①事前準備・前日までの章」としてエントリーから宿泊場所・移動手段の確保に始まり、マラソン前日までの旅行記をお届けしました。
- ①事前準備・前日までの章
- ②おきなわマラソン当日の章<前編:スタート~嘉手納基地まで> ←今回の記事はこれ!
- ③おきなわマラソン当日の章<後編:コース終盤以降>
- ④事後観光の章
今回の記事では、いよいよ迎えたおきなわマラソン当日のレポを詳しくお届けします。
なお、細かいスポットやホテルのレポについてはそれぞれ別記事を用意しているため、こちらも合わせて参考にしてみてください。
Contents
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DAY1 OMO5沖縄那覇 by 星野リゾートfa-home DAY2 EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾートfa-home DAY3 EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾートfa-home DAY4 OMO5沖縄那覇 by 星野リゾートfa-home DAY5
DAY3 | おきなわマラソン当日レポ!<前編>
雨が降りしきる中レンタカーで沖縄総合運動公園へ
▲ついに迎えたおきなわマラソン当日の朝。
マラソンに影響を出さず、でもエネルギーとして貯め込むため、朝5:30には起きて前日にイオンモールで調達した朝食(おにぎり)を頬張ります。
そして6:30頃、ホテルを出発!
この時のお天気はなんと土砂降り。
ホテル玄関から車に移動するまでの間だけで靴が水浸しになるほどの大雨で、「これ一体今日はどうなっちゃうんだ…」と不安に駆られつつも会場を目指しました。
▲沖縄運動公園に到着!
前日受付で利用した東口駐車場に車を止め、スタートを目指して歩いてきます。
昨日は公園内を迷いに迷って大幅な遠回りをしてしまいましたが、今日は打って変わって「他の出場者に着いていく」という戦略を取ったことにより迷わずに済みました…!笑
ありがとう、前を歩いていたおきなわマラソン出場者の方。
この頃にはホテルを出るときにざんざんに降っていた雨も上がり、遠くに青空も見え始めていました。
流石に土砂降りの中でスタートはしたくなかったのでホッと一安心です。良かった…!
▲スタートブロックも見えてきました。
すでにアップをしている出場者の方がちらほらいます。
当たり前のことですが、前日受付のときとは打って変わった雰囲気に、ぴりりと気が引き締まる思いでした。
▲メイン会場までやってきました。
周りを歩く人が皆ランニングウェアを着ている、というマラソン大会だから当たり前だけどとんでもなく非日常的なこの空間。
ここにいる人達が皆、一緒に同じコースを走るのか…!
▲あらかじめスタートブロックの整列入口もこのタイミングで確認しておきます。
この時まだ8:00前でしたが、すでにちらちら整列し始めている様子でしたね!早い。
ジェルを購入し手荷物を預けて準備を進める
▲ここで前日に購入しそびれたジェルを買っておきます。
当日でも前日同様各企業のブースが出ており、諸々の販売を行っていました。
▲あまり詳しいことは良く分からないので、ここはシンプルにメダリストの”完走セット”を購入しました。1,000円ちょいくらいだったと思います。
左の3つがアミノ酸系で、水と一緒に飲むもの。
塩ジェルは暑さにやられそうになったら食べてね!
右2つは補給用だよ!
…という簡単な説明を受けて、ひとまずすべてウエストポーチに忍ばせ、後の荷物は手荷物預かり所へと預けます。
前日に手荷物預かりの事前受付を済ませていたので、ここはかなりスムーズでした。
▲最後にトイレも済ませて、すべての準備は整いました。
ゼッケンに記されたスタートブロックへと向かいます。
8:30 整列完了!
▲今回のスタートブロックはE。
A~Fまである内の後ろから2つ目のブロックに整列し、”その時”を待ちます。
が、このタイミングでなんと雨がパラパラと…。
スタート前のじっとしているタイミングで降られるとは、なかなかなコンディションになってきました。。
▲8:30の整列締切後。
徐々に列が進んでいるのか圧縮されているのか、徐々に前へと動いていき、最終的にこの写真の地点までやってきました。
その後開会式が執り行われ、いよいよスタートは目前です。
9:00 いよいよスタート!思うように進めない序盤
▲10秒前からカウントダウンが始まり、5,4,3,2,1…。ついにスタート!!
スタートの号砲と共に、ひやごんスタジアムの方で空砲(花火?)が上がり、参加者から拍手が生まれました。ついに始まってしまった…!!
とはいえ後ろの方のブロックなので、しばらくは列も動かず。
5分程して徐々に歩き始めます。
▲じわじわ進んでいくと見えました、”スタート”のゲートが!
ここをくぐったら、次にくぐるのは42kmの道のりを超えた後…。
▲スタートのゲートをくぐり、流れに乗って集団とともに徐々にジョギングペースに上がっていき、3~5km地点でようやくいつもの自分のペースで走れるようになってきました。
とはいえこの大人数。
普段は人気のない道を早朝に走っているので、こんなに周囲に人がいる状況で走るのは本当に初めての経験です。
今思えば序盤、コースが平坦な内に時間を稼いでおかないと…と少し焦ってしまい、無駄にジグザグ走行を続けていたような気がします。。
▲7~8km地点。この頃には雨雲も影を潜め、青空が顔を覗かせ始めました。
同時に、太陽さんも登場しぐんぐん気温が上がっていきます。これは、かなり、暑い……!
雨は嫌だと思いましたが、暑さのほうがはるかに”ヤバい”です。
▲早くも時折見かける給水ポイントに救われつつ、前へ前へと目指していきます。
暑さはだんだん凄まじいものになりつつも、このあたりまではアドレナリンの作用なのか、いつものランニングよりも体が軽くとても楽しくって。
「あれ、もう10km弱走ったのか!」とかなり軽い感覚でしたね。
…まあその感覚があくまでつかの間のものであることを、この後すぐに思い知らされるわけなんですが……。笑
▲そんなわけで比較的ノリノリで歩を進めていると、目線の先にかなり不穏なものを見つけました。
…なーんか、人間が凄い縦に沢山並んでいないかな??
あれが噂に聞く勝連城跡に続く坂の入口でしょうか。
写真だと伝わりにくいんですが、肉眼で見ると「え…?正気…?」と思うレベルの急坂が見えてきており、かなりビビりました。
▲ふと沿道に目をやると、なんと黒い牛さんが応援に来ていました!びっくり。
皆さんにこやかに記念撮影をされていました。良いですね。
10km地点 世界遺産勝連城と小休止
▲10km弱地点。長く続いた平坦な平和な道もここまで。ここから急なアップダウンがほぼゴールまで断続的に続いていきます。
そんな最初の坂である勝連城跡までの道のり、まだ余力があったのでできる限り歩を止めずに進むことを目指しましたが…、これが後から思えば愚策でしたね。。
想像以上に坂道が、急なんですよこれ。
普段のランニングでも坂道はよく走るようにしていましたが、こんなに急な坂はあまり身近になかった。
そして何よりえげつないのが、坂道がとにかく長いこと。
登れど登れど全く終わりが見えず、坂道に次ぐ坂道が畳み掛けてきます。これにはかなり激しく気持ちも足も削られました…。
▲とはいえ最初の坂道。なんとか足を止めること無くついに上りきりました!
いやはや長かった…。
▲ちょうど坂を登りきったところが、世界遺産・勝連城跡の入口付近となっており、諸々の観光施設もありました。
▲というわけで一旦ここでお手洗いを済ませます。
スタートからここまで、ずっとどのお手洗いも混み合っていましたが、ここ勝連城跡のトイレは個数が多いのか比較的列も平和でしたね!
ちなみに女性は参加者が少ないので、どのお手洗いも待ちなしで利用できます。
いつも町中を歩くときとは逆なので、ちょっとした優越感を味わえました。笑
▲ぷらはさんのお手洗いを待つ間、せっかくなので勝連城跡付近をお散歩して写真撮影に興じます。
今思えば、まだまだこのときは余裕がありましたね。。笑
勝連城跡の麓にあったカート。全天候対応型です。凄い。
▲世界遺産、勝連城跡。
ここまで世界遺産のすぐ脇を駆け抜ける、というのも面白いポイントです。
▲沢山の人たちが勝連城跡の前を駆け抜けていきます。
私もこの中のひとりなんだなあ、と思うとやはり不思議な気分。
▲無事お手洗いを済ませ、再びスタート!
またしても視線の先に縦になっている人の姿=登り坂の影が見えていますが、まだまだ序盤。気合い入れて進んでいきます。
15km地点 繰り返されるアップダウン
▲勝連城跡を過ぎた後は、住宅街や街の中を駆け抜けていくコースに。
登っては下り、また登っては下り…と果てしなくアップダウンが続いていきます。
果たして序盤の10kmの平坦な道は一体何だったのか。
「平坦って何…?」と思うくらいにはえげつないレベルで坂が断続的に襲ってきます。どういうこっちゃ。
▲ただ、流石沖縄。移り変わる景色が面白く、時折ハッとさせられる美しい景色も見受けられました!
この場所も、車の奥をよく見てみると…
▲海だ!海が見えるー!
▲そして15km到達。
ただこの頃には、序盤の10kmの時の余裕は一切消え去っており。
暑さと断続的な坂道にやられ、「待ってこれ本当に後27kmもあるの…?まだ半分も行き着いていないの…?」と愕然とさせられました。
誠に恐ろしい、暑さと坂。
そしてここから20km地点までが一番しんどかった。
なんとか足はずっと動き続けているものの、次々襲い来る坂道を見つけるたび気持ちが落ち、太陽が顔を覗かせるたび心の折れる音が聞こえ…。
きつい、しんどい、という気持ち以外は何も覚えていない、そんな5kmでした。。
実際この15km地点の写真から、次の20km地点まで1枚も写真が残っていないことから、いかにしんどさを感じていたかが伺い知れます。←
▲ようやく到達した20km地点!長かった…。
このあたりからはさらなる暑さと坂道にやられ、大幅にペースを落とし「登り坂は歩く。下りと平坦なところはジョグにする。」という作戦に切り替えることに。
熱中症や足の怪我で倒れてしまい、完走できなければ元も子もありません。
そして、練習では20km以上走ったことが無かったため、此処から先は完全に未知の世界。
タイムは二の次、三の次、とにかくここから先は制限時間内の完走だけを目指すことにしました。
▲大きくペースは落ちたものの、「登り坂は歩く」作戦が功を奏したのか、このあたりからメンタルも余裕も徐々に復活してきました。良かった。←
スタート前に購入したメダリストの補給も適宜入れつつ、体をなんとか保ちながら前を目指していきます。
▲登り坂は続くよ、どこまでも。
▲中間地点到達!!
一時のしんどさを思うと、よくここまでたどり着けた。
▲ひたすら前へ、前へと歩を進めていきます。
▲25km地点到達!
無事24.4km地点のかりゆし園前関門も無事通り抜けることができました。
ここからはもう本当に、体と、心と、時間(関門)との戦いです。
▲お天気は青空と太陽が覗いたり、雲に隠れたりを繰り返します。
ずーっと太陽が出ているのではなく、時折ぶ厚めの雲に隠れて涼しさを感じられるのがかなり救いになりました。
▲目線の先にもう何度目かのとんでもない坂道が見えてきました。
沖縄、本当に凄い場所です。
▲沿道からの「頑張れー!」の声に勇気づけられます…。
こんな名も無い、なんでもない一般人にもこうして声を掛けてくれるのがなんだかとても嬉しいことだなあ…。
28km地点 嘉手納基地突入!
▲なんとかかんとか、28km地点到達!
ここからはおきなわマラソン名物の「嘉手納基地」内を駆け抜けるコースに突入です!
これは事前情報で色々調べていたのでとっても楽しみにしていたポイント!
無事…かどうかはともかく、ここまでたどり着けた時点でまず嬉しい!!笑
▲基地の看板で記念撮影をされている方も!
こんな基地の眼の前でカメラを掲げて写真を撮れるのなんて、今日この日だけだろうなあ…と思います。ものすごく特別です。
▲”WELCOME TO KADENA AIR BASE”のゲートをくぐっていきます!
左右からは基地関係の方からの「フォーー!!」というハイテンションな応援が!
明らかに先程までの沿道とは違う雰囲気に、落ちていた気持ちもぐっと盛り返してきました。人間単純なものだ。
▲基地の中のだだっ広い道路を広々と走っていきます。
道路も広い。敷地も広い。開放感はバツグン。
こんな場所を呑気にこうやって走れる、というのはシンプルに凄いことですね…!
▲大きな施設に、車が沢山。
▲基地関係者の方と記念撮影を行っている場所も!
凄い、エンターテインメント感もバツグン。
▲そんな嘉手納基地内もアップダウンは絶えることがなく。
なんで基地の中でこんなに登り坂があるんでしょうねえ…。
▲楽しかった嘉手納基地内ランもそろそろおしまい。2~3kmほどでしたが、おかげでメンタル面も一気に復活したような気がしました!
最後に歩道橋の上から「Hooo~~~!」とめちゃめちゃ応援していただき、大変ありがとうございました!
楽しかった!笑
いよいよマラソンも残り10kmほど。
最後の攻防に突入していきます。
最後までなんとか走り切るぞ!と決意を新たに前に進みます…
▶おきなわマラソン当日<後編>の章に続く!
- ①事前準備・前日までの章
- ②おきなわマラソン当日の章<前編:スタート~嘉手納基地まで> ←今回の記事はこれ!
- ③おきなわマラソン当日の章<後編:コース終盤以降>
- ④事後観光の章