【大阪万博2025】EARTHMART(アースマート)パビリオン体験レポ|万博梅干しも登場!展示内容・所要時間・感想まとめ

2025年の大阪・関西万博を2日間かけてしっかり楽しんできました!
今回は、実際に私たちが訪れたパビリオンのうち、「シグネチャーパビリオン EARTH MART(アースマート)」の展示内容から個人的な感想まで、ネタバレありで詳しく紹介します。
今回の万博レポは「EARTH MART」!
食がテーマのパビリオン、ちょっと気になるかも…!
うんうん。「食べること」って普段当たり前だけど、改めて考えてみると奥が深そう…。
私たちが訪れたパビリオンの一覧&ネタバレ無しのレポはこちらから↓
万博のまわり方や、過ごし方など知ってお得な情報はこちらから↓
大阪万博 EARTH MART(アースマート)パビリオンの概要
項目 | 内容 |
---|---|
⏳ 待ち時間 | 5分(5月平日・PM / 予約あり) |
🕒 所要時間 | 約40分 |
🚶♂️ 混雑度合い | 予約のみ |
🌟 個人的おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
🏛 パビリオンタイプ | 🎥 映像視聴+展示型 |
私たちのパビリオンでは
地球環境や飢餓問題と向き合いながら
日本人が育んできた食文化の可能性とテクノロジーによる食の最先端を提示し
より良き未来へと導く「新しい食べ方」を来場者と共に考えます。しかし一方で、次のような後味を残したいと思っています。
食を通じて様々な「当たり前」をリセットすることで
いのちにとって本当に大切なものに気づき、
謙虚な気持ちから感謝や優しさが生まれ、
それが来場者のほのかな幸せにつながる。そして今夜から、食事の時間を昨日よりも少しだけ大切にしたくなる・・・
世界じゅうの人々に「いただきます」という日本語と
食に向き合う心構えを持ち帰っていただけますように。
シグネチャーパビリオン EARTH MART(アースマート)は、プロデューサー小山 薫堂氏によって手掛けられたパビリオン。
大阪・関西万博では訪れたすべての人々が「いのち」について考え、その概念をアップデートする場所となることを考え8人のプロデューサーが主催するパビリオンをシグネチャーパビリオンとして位置づけています。
こちらは完全予約制のパビリオン。
今回私たちは当日予約で利用しました!
EARTH MART(アースマート)パビリオンの場所

EARTH MART(アースマート)パビリオンは、「シグネチャーゾーン」に位置しています。
大阪・関西万博会場のほぼ中央に位置しており、周囲は他のシグネチャーパビリオンに囲まれています。
- Better Co-Being(いのちを響き合わせる)
- いのちの未来(いのちを拡げる)
- いのちの遊び場 クラゲ館(いのちを高める)
- null²(いのちを磨く)
- いのち動的平衡館(いのちを知る)
- いのちめぐる冒険(いのちを育む)
- Dialogue Theater –いのちのあかし–
EARTH MART(アースマート)に行ってみたよ
パビリオンの外観

▲パビリオンの外観はこちら。
黒い壁の建物に、藁葺き屋根のなんだか懐かしくなるような外観で良い感じ。

▲受付を済ませた後は、順番が来るまで少しこちらの列で待ちます。
アースマートは完全予約制のパビリオン。
そのため、タイミングによりオープニングシアターへの入場に少し待ちますが、だいたい5~10分程で入場できる形でした。

▲パビリオンに入場するにあたっての注意事項が書いてあります。
パビリオン内にトイレは無いので要注意。
また、オープニングシアターに限り、一切の撮影が禁止されていました。
オープニングシアターで映像を鑑賞
パビリオンの最初のスペースは、オープニングシアター。
真っ暗な空間に案内され、準備が整うと壁面に大きくプロジェクションマッピングの映像が投影されます。
ここで映像に登場するのが、嵐の松本潤。
正座し、白米の前で手を合わせ、「いただきます」の挨拶とともに、美味しそうに白米をいただく姿が大写しになりました。美味しそうに食べるなあ…。
その後はカラフルで抽象的な映像が続き、最後に「EARTH MART(アースマート)」のロゴが表示されると、パビリオンへの扉が開きます。
普段食べている”食”について振り返る展示

▲以降はしばらく自由に鑑賞できる展示空間が続きます。
まず最初に目を引いたのは壁一面にカラフルに並べられたガラス瓶。
なんでも、瓶の中身はすべて食材なんだとか…!
こうしてみるとなんと多くの食材が世の中にあることか、と思わせられます。

▲植物も”いのち”なんだよ、という手前の展示と、奥はイワシの展示。

▲巨大なシャンデリアがある…!と思ってよく見てみると、その正体は卵。
こんなに大きな造形を、小さな卵を一つ一つ繋ぎ合わせて作ったのかと思うと、なかなか凄い。

▲実はこの卵のシャンデリア、日本人一人が一生で食べる卵の数を表しているんだそうです。
その数約28,000個。
平均寿命が85歳として、ざっくり1年に329個。
1日に1個弱食べている、ということですね。
まあ、言われてみればそれくらいは食べているなあ。

▲こちらは商品をはかりに乗せると、その商品に関する数字が表示されるよ!何の数字か考えてみよう!という展示。
試しにお水のペットボトルを乗せてみると、「12カ国」という数字が表示されました。

▲正解は、「水道水をそのまま安全に飲める国の数」とのこと。
日本は水道水をそのまま飲める稀有な国、というのは良く聞く話なので、むしろ「他11カ国もあったんだ!?」という印象ではあります。
逆に日本以外にどの国がそのまま安全に飲めるのかな…?と調べてみたら、以下の国だそうです。ほほう…。
ニュージーランド、オーストリア、モンテネグロ、オランダ、デンマーク、アイルランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、 フィンランド

▲こちらは世界各国の各家庭で1年(だったかな?)に購入する食材をレシートで表したもの。
意外と似たような食材を買っているんだなあと思います。

▲EARTH MART。
未来の食に関する展示

▲次の空間では、食の未来をテーマに(たぶん)展示が行われていました。
こちらは有名な「すきやばし次郎」の映像。
想像以上にリアルな映像で、なるほど現在の映像技術の進化は凄いなあ…と思わされました。

▲こちらは「パウダー食材を使ったフード・インクで食品を印刷する3Dプリンター」。
味が気になりますが、これが一般家庭に普及したら、洗濯乾燥やお皿洗いと同様、料理も全自動でできる日が来るかもしませんね。

▲様々な成分を溶かし込んだお米。
骨に良いよ!とか美容に良いよ!とか色々ありますが、うーん流石に見た目が気になる!笑
もう少し美味しそうな見た目になればよいのかなあ。

▲こちらは「味を記憶し、再現できるキッチン」とのこと。

▲どうやら、調理中の温度や加熱時間等も細かく調整して、調理工程も含めてすべて再現できる、ということだそう。
よく食材と調味料が揃った”調理キット”のような商品がありますが、あれの進化版のようなものでしょうか。

▲EARTH MARTのロゴが入った飴のパッケージの一つ一つには、公募で集まった”未来の食”のアイデアが詰まっていました。

▲例えばこちら。「気温を気にしないアイス」。
てっきり溶けないアイスのことを行っているのかと思ったら、”さむいときはあたたかくて、あついときにはつめたいアイス”とのこと。
なるほど、その発想はなかった。
2050年に受け取れる”万博梅干し”

▲こちらは万博期間中に漬け始め、25年後の2050年に取り出す予定の「万博漬け」の現場。

▲まだ私たちが訪れたときには梅干しの姿はなく、6月梅干し漬け込み予定、とのことでした。

▲そしてこちらの万博漬けは、EARTH MARTを訪れた方に引換券を配っており、なんと2050年に受け取れる!とのこと。
25年後の2050年、こちらの引換券を持って和歌山県田辺市に取りに行ったら、梅干しをいただけるというもの。
近くなったらネット上で告知があるようですが…、25年間引換券を無くさず持っていられるか、見ものですね😎😎(自信はない。笑)
そもそも個人的に”食べ物の中で梅干しが一番苦手”という要素を持っているため、仮に引換券を無くさなくても取りに行かない可能性は十二分にありますが…笑

▲万博漬けが配布される2050年まで、紀州梅の会が保管してくれるという絵馬も飾られていました!

▲せっかくなので私たちも一枚。
シンプルですが書いてきました☺️

▲出口近くにはEARTH MARTのオリジナルグッズを販売するショップも用意されています。
オリジナルTシャツは4,950円でした。

▲「ここでしか買えないものばかりです。(ホント)」
確かに。笑
お皿に映し出されるエンディングムービー

▲最後は再び暗めのお部屋に案内され、エンディングムービーを鑑賞します。
ちなみに、このお部屋に入ってしまうと先程の展示スペースには戻れないため、思い残すことが無いように進みます。
お部屋にあったのは、大きなテーブルに、並べられたお皿。
このテーブルを囲むようにして観客がぐるりと並んだら、映像がスタートしました。

▲映像は、白いテーブルとお皿に投影される仕組み。
白いお皿をスクリーンと見立てる、というのが新しく面白いなあと思います。
同じテーブルを囲むだけで
何だかみんなが一つになる。
・・・それが、食のちから。

▲こういうタイプの映像も良いものですね!

▲最後は地球の映像が映し出されて、終了。
”食”をテーマに、今と未来、そして食と人との繋がりを描く…。そんなパビリオンでした。
EARTH MART(アースマート)パビリオンの感想
- パビリオンとしての全体のバランスが良い
- テーマがすこぶる分かりやすい
- 比較的体感できるタイプの展示があるのが良い
- 分かりやすいが、ありきたりなテーマでもある
- 展示内容は綺麗で見せ方は上手いが、内容はまあ割とありきたり
- もう少し夢のある未来が見たかった
映像→展示(自由鑑賞)→映像の構成で、いい感じに没入感を高めつつ、かつ自分のペースで回れるのでバランスの良いパビリオン。
テーマと言いたいことがわかりやすいのも良いなと思います。
一方、ここは個人的な好みの問題ですが、もう少し”食”に関する明るい未来が見てみたかったなあ…という印象。
確かに、「未来はこんな食が考えられるかも!」という色の展示も用意されていたのですが、どちらかと言うと、いかにサステナブルで環境に優しいものになるか?という方面に振っているような印象を受けたのが残念だったところ。
いや分かってはいるんです。持続可能性も、サステナブルももちろん重要なんだということは。
ただ、ただ個人的にはもっと”未来”を感じたかったんですよね。。
テーブルかけに食べたいものをいうと、美味しい料理がなんでも出てくる、とか。
ガスを食べ物の絵や写真にかけると、見ただけで食事をすることができる、とか。
…なんだかどこかで聞いたことがあるような話ではありますが(笑)
そろそろこういう夢のある道具を本気で考え始める人がいても面白いのにな〜と思っていたところだったので、そこで「持続可能性」とか言われると、「まあ、そりゃそうなんだけどね…」という気持ちになってしまいました。😅

「食の今を考える」ということで、「食べるってなんだろう?」や食のありがたみを伝えようとする展示にも多くのスペースが割かれていました。
ただ、そこで語られていた内容は、どちらかというとよく聞く話が多く、少し物足りなさも感じました。
日本人は一日一個卵を食べている、と言われてもまあそうだろうなあ…と思いますし、世界では水道水をそのまま飲めるのは貴重だ、というのも、まあ知ってるなあ…。
どうせならもっとインパクトのある、説得力のあるような、”実は!”と驚かせてくれるような展示があるとなお良いのかなと思いました。
総じて、パビリオンとしてのバランスは良く決して”悪くはない”体験。
一方で、とりわけ強く感動したり、印象に残ったりするような部分はあまりなかったので、人によって刺さる・刺さらないの差はかなりありそうだなと思います。
まとめ
今回の記事では、2025年大阪・関西万博で訪れた「シグネチャーパビリオン EARTH MART(アースマート)」について詳しくご紹介しました。
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