【2025大阪万博】トルクメニスタンパビリオンで見た“知らなかった国”のリアル|詳細レポ

2025年の大阪・関西万博を2日間かけてしっかり楽しんできました!
今回は、実際に私たちが訪れたパビリオンのうち、「トルクメニスタンパビリオン」の展示内容から個人的な感想まで、ネタバレありで詳しく紹介します。
訪れた海外パビリオンの中でもひときわ異彩を放っていたパビリオン!
色々と強く印象に残る展示だったね…!
私たちが訪れたパビリオンの一覧&ネタバレ無しのレポはこちらから↓
万博のまわり方や、過ごし方など知ってお得な情報はこちらから↓
大阪万博 トルクメニスタンパビリオンの概要
項目 | 内容 |
---|---|
⏳ 待ち時間 | 30分(5月平日・PM / 予約なし) |
🕒 所要時間 | 約20分 |
🚶♂️ 混雑度合い | ★★★☆☆ |
🌟 個人的おすすめ度 | ★★★★☆ |
🏛 パビリオンタイプ | 🎥 映像視聴+展示型 |
トルクメニスタンパビリオンのテーマは「より良い明日を作り出す(Inspiring a Better Tomorrow)」。
丸みを帯びた三角形のデザインが象徴的な天井は、「循環」「サステナビリティ」「生命の流れ」を表しています。
パビリオン内では、トルクメニスタンの文化や歴史、サステナビリティに重点を置いた同国の経済発展を体験できます。
トルクメニスタンについて
中央アジアに位置する内陸国、トルクメニスタン。
カスピ海に面し、イランやウズベキスタンなどと国境を接しています。
首都アシガバートは、白い大理石の建物が立ち並ぶ、ちょっと不思議で近未来的な景観が特徴的。
ギネス記録にも登録されるほど「世界一白い都市」とも言われています。
経済の柱は天然ガスで、世界有数の埋蔵量を誇る資源大国。国内には“地獄の門”と呼ばれる巨大ガスクレーターなど、自然とエネルギーの迫力を感じられるスポットもあるそうな…。
…と書いてはいますが、実は私はお恥ずかしながら今回の万博が開催されるまではこの国のことを全くと言っていいほど何も知りませんでした。
今回万博を訪れ、運良くトルクメニスタンパビリオンを訪れ、その展示内容に面食らい、後から彼の国のことを知り、調べるに至ったクチです。
実はトルクメニスタンは、旧ソ連を構成していた共和国の一つであり、91年のソ連崩壊語に独立。以降3代にわたる大統領の独裁政治が続く国。
万博から帰還後、その事実と背景を知り、改めて今回の記事を書いています。
このあたりのトルクメニスタンという国に関する情報は↓の記事が参考になると思います。
(私自身もこちらを呼んで状況を把握しました。)
トルクメニスタンパビリオンの場所

トルクメニスタンパビリオンは、「エンパワーリングゾーン」のうち、噴水ショーが開催される「ウォータープラザ」に近い場所に位置しています。
”海側を歩く”を意識すると見つけることができると思います◎
- マルタ
- 北欧
- チェコ
- null2
- バーレーン
トルクメニスタンパビリオンに行ってみたよ
パビリオンの外観と待ち時間
5月平日。飛行機で大阪を訪れ、その足で大阪万博に入場。
最初に「PAULANER IMBISS(樽生ドイツビールと洋食の店)」でランチを楽しんだ後、待ち時間が比較的少なそうだったトルクメニスタンパビリオンを訪れました。

▲パビリオンの外観はこちら。
入口の横が大きなスクリーンとなっており、トルクメニスタンの豊かな自然を写した映像が流れています。明らかにお金がかかっているのが分かりますね…!
この日は5月の平日の昼過ぎでしたが、パビリオンの前には5列ほどの待ち列ができており、およそ30分程の待ち時間で入場できました。

▲縦の写真がこちら。
迫力が凄い。
いよいよパビリオンの中へ。大スクリーンでの映像を鑑賞

▲パビリオンの中に入ると、現在の大統領の大きな肖像画と「WELCOME TO TIRKMENISTAN」の文字がお出向え。
この時点ですでに言い知れぬ”圧”を感じずにはいられません…。

▲そのまま右手のお部屋へと案内されます。

▲お部屋はだいたい50人くらいが入れそうな映像シアター。
湾曲型の大きなシアターいっぱいに、トルクメニスタンの歴史や特徴を紹介する映像が映し出されます。
足元がちょっとした絨毯のようになっていて、基本的に皆座って鑑賞するスタイルでしたね。

▲映像は音声・トルクメニスタン語(だよな…?)、字幕・日本語。
基本的にはCGで作られているのでしょうか。湾曲型の巨大スクリーンの画質も素晴らしく、没入感が凄い。

▲ただ、この映像の内容がとてもとても印象的で。
トルクメニスタンの名産や自然、街を紹介しているうちはまあ良かったのですが、よくよく注意して聞いていると、何度も何度も”英雄アルカダグ”の名前が、強い栄光とともに語られているのに気が付きます。
”英雄アルカダグ”とは、2代目大統領のこと。
英雄アルカダグの深い英知と献身によって気づかれた首都の輝き
…というような言い回しで、どの紹介にも枕詞として”英雄アルカダグ”が登場する、この微妙な不自然さ。

▲その勢いは衰えることなく、終始一貫して”英雄”の活躍が描かれる映像。
ほおおおう……。と思わずにはいられませんでしたね。。
そして最後は、トルクメニスタンと日本の友好を謳って、3分程の映像が終了。
2階の展示へと進みます。
パビリオン2階の展示

▲パビリオン2階にはこんな雰囲気の展示室が用意されています。
それぞれのブースのような場所に、トルクメニスタンの数々の品が展示されている、という形式。

▲装飾品たち。何やらそれぞれタグのようなものが付き、説明文が記載されているのですが、いかんせん全く文字が読めない…。

▲トルクメニスタンで利用されている、日本語の教科書がずらり。
そうか、トルクメニスタンでも日本語は学ばれているのか…

▲トルクメニスタンかどうかはさておき、普段「海外で用いられている日本語の教科書」というものを見ることなど無いので、これはとても面白いです。

▲トルクメニスタンの国犬”アラバイ”の展示もありました。
アラバイは、トルクメニスタンで飼育されてきた大型の犬種のこと。
羊飼いの犬として、また闘犬としても知られている美しく勇敢な動物で、何世紀もの間、トルクメニスタンの砂漠の過酷な環境で人々を助けていたんだそうです。
とまあここまではなるほど…、と思うのですが、アラバイはトルクメニスタンの中で神格化されていて、犬のために国民の休日が作られ、大統領出席のパレードが催され、首都には15メートルの巨大な黄金像が飾られているとのこと。
ここまで来るともう凄い。

▲冒頭の映像でこんなシーンがありましたが、これ本当だったんだ……。

▲トルクメニスタンの中で流通している調味料や食品。流石に見たことがない…。

▲諸々の歴史を示す展示。

▲伝統的な絨毯や衣装の展示。

▲ここは、大統領に関する展示…かな?

▲冒頭の映像に似た、トルクメニスタンを紹介するような映像も流れていました。

▲展示室の中央には、(おそらく)トルクメニスタンの自然を象徴するような展示が用意されていました。
全体的に、説明が、ない。
ちょくちょく文字は書いてあるんですが、基本的には日本語ではないので、読めない。
それぞれ詳しい説明があったら良いのに…、と思う反面、「これあえてあまり詳しく触れていないのでは…?」と感じる部分もあり。
そのあたりも含めてトルクメニスタンパビリオンなのかな…と感じる部分でしたね。
パビリオン3階のテラスとカフェの様子を伺う

▲パビリオンの3階はカフェになっており、ちょっとした軽食とドリンクを楽しむことができます。
この”絨毯の間”がとても綺麗。

▲カフェ店内の様子がこちら。
スペースとしてはさほど広くは無いものの、席はポツポツ空いていた印象。
それよりも、購入するための列が30人ほど(!!)できていたので、かなりそちらで時間がかかりそう。
私たちはちょうどお昼を食べた後だったこともあり、こちらのカフェはスルーしました。

▲各席にお花が活けられていて綺麗。

▲カフェの奥はテラスとなっており、万博の様子をパビリオンの上から眺めることができるようになっていました!
ちょうどウォータープラザと大屋根リングが見渡せる位置で、気持ち良い。

▲最後にパビリオン一階に戻り、ギフトショップを覗きます。

▲ギフトショップには、トルクメニスタンの…なんだろう、壺やら何やらが用意されていました。
よく見るとそれぞれ2~10万円とかなーーり良いお値段。

▲肖像画の前を再び通り、パビリオンを後にします。
トルクメニスタンパビリオンの感想
- 映像+展示スタイルで、内容が入って来やすい
- 映像は大迫力、高画質。座って見れるのもありがたいところ
- 随所随所にお金がかかっている様子がよく分かる
- 3階のカフェで飲食可能◎
- 屋上テラスが気持ち良い
- カフェは購入までに30~60分は掛かりそうな雰囲気。時間には要注意。
- カフェのため、食事メニューはスイーツ系がメイン。
- 展示物に対する説明が少なめ
まず、展示については冒頭の映像と展示の双方を楽しめるのがGOOD。
やはり映像があるのと無いのとでは、その後の没入感というか気持ちの入り方が変わります。
そして展示もなかなか内容が充実していて、じっくり見ようとすると時間が溶けること間違いなし。
時間が許すならば、Googleレンズですべて翻訳しながら進むと面白いと思います。
…というのが一般的な展示方法とかシステムに関する感想。
内容に対しては、”面食らった”というのが正直な感想です。
とことん主張される英雄アルカダグに、崇拝される国犬・アラバイ。
パビリオンを訪れたときは、まだその事実をほとんど知らない状態でしたが、一つの国が海外に向けて発信する情報としての”異質さ”は感じずにはいられず。
結果、トルクメニスタンという国に対して興味を抱き、諸々調べるに至ったわけです。
月並みな感想ですが、世界は思ったより広いし、知らないことばかりだと改めて思い知らされましたね…。
私自身が世界に疎いことは重々承知していましたが、それでも、常識というものを大きく突き抜けるような事実が世界には普通の顔をして蔓延っているものだと、今回本当にそのさわりだけですが、肌で体感できたような気がします。
まとめ
今回の記事では、2025年大阪・関西万博で訪れた「トルクメニスタンパビリオン」について詳しくご紹介しました。
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