
イッツ・ア・スモールワールドにグルートが登場している、って本当なの??
本当だった…!しかもただのチョイ役じゃなくて、めちゃくちゃ“旅してた”よ…グルートが…!
東京ディズニーランドの象徴とも言える「イッツ・ア・スモールワールド」に、なんと期間限定で“グルート”とマーベルのキャラクターたちが登場しています!
「なぜスモワにグルート?」と最初は驚きましたが、体験後は納得の一言でしたね…!
今回の記事では、そんな「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」について、マーベルファンでもある目線で写真たっぷりで体験をレポートします🖊️
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Contents
① はじめに|「グルートが“スモワ”に?」
日本以外の海外のディズニーリゾートでは、マーベルのエリアがあったり、マーベル作品がテーマのアトラクションがあったりと、マーベルのディズニーへの導入が進んでいます。
一方、日本の東京ディズニーリゾートは長年マーベル導入に慎重な状態。
西の方にスパイダーマンのアトラクションがあったから~、だとか、諸々の権利の関係が~とか色々声が囁かれていましたが、2024年になりそういった状態に変化が訪れました。
一つは、2024年9月からスタートした、キャッスルプロジェクション「Reach For The Stars」。
シンデレラ城を舞台に行われるプロジェクションマッピングのショーで、堂々とマーベルのシーンが登場しました。
今までの慎重モードから一転、ワンシーン丸々マーベルが使われ、ファンとしては大いに盛り上がるシーンになっていましたね…!☺️
そしてもう一つが、2025年1月~6月の期間限定で実施されるプログラム「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」!
イッツ・ア・スモールワールドのアトラクションの中に、グルートを筆頭にマーベルのキャラクターたちが登場するプログラムで、東京ディズニーリゾートへのアトラクションへマーベルのキャラクターたちが登場するのは、これが初めてのこと。
これには驚きでした。
あれほどまでにマーベルに対して慎重だった東京ディズニーリゾートが、ついにアトラクションへ導入を決めた。
それも、ある意味ディズニーを象徴するような「イッツ・ア・スモールワールド」に導入するあたり、これは只事ではないぞ…!と思いましたね。
というわけで、今回幸運にも「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」開催期間中にパークを訪れることができたため、写真たっぷりのレポートをお届けします☺️
② プログラムの概要|“with グルート”とは何か?
■期間限定プログラム概要
プログラム名 | イッツ・ア・スモールワールド with グルート | ||
---|---|---|---|
実施期間 | 20251.15(水)〜6.30(月) |
「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」では、
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
シリーズでおなじみのグルートが
マーベル・スタジオの映画に登場する仲間たちと
地球でバケーションを過ごしに来ています。グルートは世界各地で仲間たちと出会い、
子どもたちに囲まれてさまざまな地域の
文化や音楽を体験します。
グルートが仲間たちと過ごす
バケーションをお楽しみください
「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」は、東京ディズニーランドで2025年の1~6月に開催される、期間限定プログラム。
通常のイッツ・ア・スモールワールドのアトラクションの中に、グルートをはじめとするマーベルのキャラクターたちが登場します。
ただキャラクターが登場するだけではなく、グルートの「ぼくはグルート!」の声や、各キャラクターのテーマソングもイッツ・ア・スモールワールド風にアレンジされて流れているので、お見逃しなく👀
▲アトラクションの外ではイッツ・ア・スモールワールドのテーマが流れていますが、よくよく音楽を聞いていると、たまにマーベルのお馴染みのテーマソングも流れているのが分かります✨️
東京ディズニーランドのパーク内で、常設アトラクションからマーベルの音楽が流れる日が来るとは…。
ファンとしては感激ものですね。
▲いつもの「イッツ・ア・スモールワールド」の看板にも、「with グルート」の文字がありました!
グルート、存在感たっぷりで可愛いです☺️
▲アトラクションの乗り場はいつもどおり。
蛇足ですが、35周年のリニューアルで個人的に一番気に入っているのはこの乗り場の雰囲気の変化だったりします。
ピンク&紫の光で照らされて、よりカラフルに、よりワクワクするような可愛い乗り場になってくれて、とっても好みです☺️笑
▲ボートに乗り込み、グルートとともに巡るイッツ・ア・スモールワールドの旅に向かいます。
③ 「グルート、こんなところに!」アトラクション体験記(写真付き)
冒頭 | 存在感たっぷりのグルートを発見!
▲いよいよ「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」がスタート!
運良く船の最前列に案内いただけたのはラッキーでしたね☺️
アトラクションスタート直後、よくよく奥の方を見てみると…
▲あ!グルートみっけ!!
冒頭のシーンで気を抜いてはいけません。我々と同じく船に乗って、旅に繰り出そうとしているグルートの姿を見つけました👀
黄色い可愛いスーツケースを手に、気軽なアロハシャツスタイルのグルートが愛らしいですね☺️
▲などと思っていたら、今度は反対側、世界の子どもたちが笑顔で「ようこそ!」を伝えてくれているところの最前列に、どーんとグルートの姿が!
いやいやいや、めちゃめちゃ邪魔しているじゃないか!笑
「I am Groot」の看板まで持っているので、後列の女の子まで隠れちゃっています。グルートらしい一コマですね!笑
ヨーロッパエリア | 個性的なグルートとロケットの姿
▲いよいよ「イッツ・ア・スモールワールド」は本格的にスタート。最初はヨーロッパエリアです。
そういえば35周年のリニューアルのときに、このエリアにアナと雪の女王の演出が追加されたんだよなあ~、ああLet it Goのメロディが聞こえるなあ~…と思っていたら、どこからか明らかに調子が外れたトランペットの音が聞こえてきました。
▲グルート見つけた!めちゃめちゃ鼓笛隊に混ざって、トランペットを吹いていらっしゃいました。
どうりでトランペットの音が外れているわけです。笑
真ん中にいた鼓笛隊の方は、知らぬ間に何処かへぶっ飛ばされてしまったのでしょうね…。
▲ボートが進んでいくと、前方から「ぼくは~グルート~!」という声が聞こえたような気がしました。
▲気のせいじゃなかった。
ディズニーキャラクターのいないオランダのエリアに、女の子と同じ(?)ような装束を纏ったグルートがいました。
ここのグルートはとっても楽しそう!心なしか「ぼくはグルート」の言い方も明るくリズムに乗っているような感じです。
個人的にはこのグルートの装束が絶妙に可愛いやら似合わないやらで印象に残り、夢に出てきそうです…。笑
▲そんなオランダエリアのすぐ先には、船に乗ったグルートとロケットの姿がありました!
やっぱりガーディアンズ組、それもロケットとグルートの組み合わせは良いですね。
船にちゃっかりジェットエンジンが着いていますが、え、あれこの船飛ばす気なんでしょうかね…?笑
グルートが手に持っているのは、実は船についているジェットエンジンの起動装置なのかもしれません。
この後、グルートがしれーっとスイッチを押して、ロケットが食べているアイスクリームが吹っ飛ぶところまで、情景が目に浮かびます…。笑
アジアエリア | あっちにもこっちにもグルートが!
▲お次はアジアエリア。
神殿を軽々と持ち上げているヘラクレスとペガサスの隣に…
▲グルート、そしてハルクの姿が!
このハルクはあれですね、メガネを掛けて理性が伴っている状態なので、インフィニティ・ウォーの後の姿なのでしょう。
隣のヘラクレスと比べるとハルクの大きさが分かります。笑
ヘラクレスも比較的図体としては大きい方のキャラクターなんですけどね…
さて、その隣に古代ギリシャ風の装束を纏ったグルートがいます。
グルートは…、これは神殿を持ち上げているつもり…なのかな?
神殿を持ち上げてきつい!大変!…見たいな顔をしていますが、実のところ1ミリも持ち上がっていないという…。笑
可愛い。
▲船はアジアエリアの奥の方へと進んでいきます。そこで姿を表すのが…
▲マンティス&ガモーラ!再びのガーディアンズ組の登場です。
ガモーラがグルートとマンティスと一緒にお花見をしている、ということはエンドゲームを迎える前なんでしょうね…。物語を知っている身としてはちょっと切なくなるシーンです。
この三者がお花見を楽しんでいる、というのがまた良い。
この三者なら、途中でぶっ壊しそうな人もいないので、比較的平和なお花見が楽しめそうです。途中でロケットとかスターロード、ドラックスの誰か一人でも来たらドンマイですね。笑
▲アジアエリアの最後、インドエリアにはタージ・マハルの近くにドクター・ストレンジとウォンの姿がありました!
グルートも一緒になって踊っていますが、彼はまあインドの伝統に合わせて…というよりは単に曲がかかっていてテンションが上がってノリノリになっているだけなんだろうな…と思います☺️笑
ここは分かりやすく、イッツ・ア・スモールワールド風にアレンジされたドクター・ストレンジのテーマが流れていて嬉しかったですね!
アフリカエリア | エリアテーマに合ったマーベルキャラたち
▲アフリカエリアに入ってすぐの場所では、ミズ・マーベルがお出迎え。
しっかり足場を出して安定できている!
ドラマでは力を得てから安定して使えるようになるまでの苦労も描かれていたので、思わずにっこりです。
▲よく見ると、腕が伸びてグルートと手を繋いでいるのも可愛い☺️
作中では時代がズレていてベビー・グルートとカマラが出会うことは無いですが、きっとカマラならベビー・グルートと出会ったらこうするだろうなあ…という様子が見られて、こちらもにっこりです。
▲ブラックパンサーの姿もありました。
グルートさん、そのハーブは迂闊に食べちゃうとかなりヤバいやつ…!笑
▲アフリカエリアの最後のほう、このあたりはいつもなら天井を見上げるのですが、今回ばかりはちょっと違う。
進行方向左手を見ていると、大きな虫眼鏡を持ったグルートの姿がありました。
▲虫眼鏡で拡大された中には、アントマン&ワスプの姿が!
この二人をアフリカエリアに配置するのは上手い。それも、人間サイズではなく蟻サイズになった姿をグルートに拡大させて見せる、というのがなんとも上手いなあ…と思います。
イッツ・ア・スモールワールド風にデフォルメされれば、蟻も可愛いですね。笑
中南米エリア | 存在感強すぎるソーさん
▲中南米エリアに入りました!
冒頭の南極では、二代目キャプテン・アメリカであり、元ファルコンのサムとグルートがくるくる回っていました。
よく見ると、キャプテン・アメリカの盾を使っているじゃあありませんか!
え、良いの、それ!スティーブが見たら衝撃でフリーズしそうだよ!!笑
個人的にはグルートの身につけているマフラーが可愛いので、まあ良いかとなりましたが。←
▲太陽輝く南米では、出ましたガーディアンズ組のスターロードとドラックス!
おお、ガーディアンズ組のトラブルメーカー・ドラックスはこんなところにいましたか…!
一見、スターロードが曲を流し、それに合わせてドラックスが笛を吹き、グルートがマラカスを奏でる平和なシーンに見えますが、このメンバーというところに不安感しかありませんね。笑
絶対この数十秒後誰かが(たぶんドラックスが)何かをやらかして、周囲の動物も巻き込んでの大騒動に発展しそうです。ああ、目に浮かぶ…。笑
▲更にその奥では、キャプテン・マーベルの姿がありました。
グルートさん、キャプテン・マーベルに連れ去られそうになっている…?笑
心なしか不安そうな表情だったのも印象的です。流石のグルートも、キャプテン・マーベルの力には抗えない、か…。笑
▲中南米エリアのラストには、存在感抜群のソーの姿が!
ギター強めにアレンジされたソーのテーマと共に雷が轟き、ここだけは普段のイッツ・ア・スモールワールドからは最も似ても似てつかない雰囲気になっていましたね…。笑
マーベルを全く知らない家族と同乗していましたが、「このシーンだけはマーベルの曲になっているのがわかった」と言わしめるほど、圧倒的な存在感でした!笑
オセアニアエリア | グルートと巡った旅を思い返して
▲フィナーレを除けばラストとなるオセアニアエリア。
こちらには他のマーベルキャラクターは登場せず、グルートのみの出演です。
フラダンスボーイの隣で楽しそうに歌い踊るグルート。可愛い。
▲うとうとしながら何らかの楽器を演奏しているグルート。これまでの旅でかなり体力を使って疲れていつつも、何やら楽しそうな表情なのが可愛いです。
ちなみに楽器は、オーストラリアのディジェリドゥ、というものかな…?
▲よくよく見ると、そんなグルートの近くにはお土産の袋に、旅の途中で沢山増えたシールが貼られたスーツケース、そしてキャプテン・アメリカの盾(!?)がありました。
おいおいサムさん…、盾で遊ぶどころかグルートに持って行かれてるよ…、流石にこれにはスティーブもキレるのでは…。笑
お土産の袋は、よく見るとパークフードで溢れかえっていますが、グルートはこれをどうする気なんでしょうかね。
旅の最後でディズニーランドに立ち寄っていて、それをロケットにお土産としてプレゼントするのかな~、とか想像が膨らみます☺️
▲フィナーレのシーンはグルートの出演はなし。これは35周年リニューアルのときでも手が入らなかった部分なので納得です。
ですが、ここで気を抜くのはまだ早い。
フィナーレシーンの後、よく見てみると左右に用意されたパネルの中に、グルートの姿があります。
めちゃめちゃキリンの首に乗ってる…。笑
▲その反対側をよく見てみると…
▲いました!タコに乗って空を飛ぶグルート。ちゃっかり片手に三色団子を持っているあたり、さすがですね。笑
想像以上にグルートもマーベルキャラクターもたくさんいるので、「グルートを探す旅」としても単純に面白い!
グルートを探し、見つけ、キャラクターとの姿にほっこりし…というのを繰り返していたら、本当にあっという間の船旅でしたね…!楽しかったです☺️
④ 考察と感想|グルートの意味と、アトラクションのこれから
まず、いちマーベルファンとして今回のようにアトラクションにマーベルのキャラクターが登場してくれたのは嬉しく思います。
これまでの消極的な姿勢をずっと見てきたので、ついに、ようやく、いよいよマーベルが東京で楽しめる日が来たか…!という思いが強いですね。
次になぜコラボ先が「イッツ・ア・スモールワールド」だったのか、という点について。
これは公式発表時、マーベルの導入を喜ぶ声はあれど、かなり賛否両論だったような気がします。
「幸せな船旅にマーベルの世界観は合わない!」「ただでさえディズニーキャラクターがいるのに、マーベルは邪魔(実際ディズニーキャラクターちょっとリストラされていましたしあながち間違っていない)」などなど。
そんな諸々の声を聞きつつ、実際に体験してみての感想としては、「コラボするとしたらイッツ・ア・スモールワールドしか無かった」のだと思います。
今回のプログラムのストーリーは「グルートがマーベル・スタジオの映画に登場する仲間たちと地球でバケーションを過ごしに来ている」というもの。
このストーリーがあることで、元々のイッツ・ア・スモールワールドの世界観を壊すことなく、かつマーベルの世界観も崩すことなく、うまいこと取り入れているように思います。
その上、”グルート”をテーマにしたのが大きい。
日本人にはキャラクター文化がある、と昔から言われていますが、見た目にも雰囲気的にも(映画を見ている実としては行動と動き方も)とにかく”可愛い”要素の強い、グルート。
そんなグルートを媒介にしてマーベルを導入することで、ある程度違和感なく導入できているのだろうなと思います。
”グルート可愛い”から、マーベルに興味を持つ人が一人でも増えたら、今回のプログラムとしては大成功ですね!
後は、深読みしすぎだとは思いますが(笑)、イッツ・ア・スモールワールドを通して世界各地にグルートが登場し時間も空間も超えて沢山のキャラクターが存在する世界線は、何やら今のマーベルのマルチバースの概念を体現しているようにも見えました。
そのあたりも考慮しているのかも…?(希望的観測)
今後も、マーベル✕東京ディズニーリゾートの可能性についてはぜひ期待したいところです。
とはいえ東京ディズニーリゾートの持つ、元々の雰囲気・テーマ・良さをぶっ壊すようなことはして欲しくないため、例えば安直にタワー・オブ・テラーがカルフォルニアのディズニーランドのように”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVer”になるのはちょっと願い下げですね。。(カルフォルニアのアトラクションももちろん面白いのですが。)
超希望的観測としては、今後のエリア拡張で、海外の「アベンジャーズ・キャンパス」のようなエリアができてほしいなあ、という願望が。
現実的な望みとしては、期間限定のスペシャルイベントがマーベルテーマで実施されたり、あるいは海外ディズニーのような「マーベル Night」といった形で、特別夜間営業が実施されたりしたらとっても嬉しいなあと思います☺️
⑤ まとめ
今回の記事では、東京ディズニーランドで実施されている期間限定プログラム「イッツ・ア・スモールワールド with グルート」について、写真たっぷりのレポートと感想&考察をお届けしました。
スモワの“世界のつながり”というテーマと、グルートの“旅”が見事にマッチ。
マーベルファンも、そうでない人も楽しめる絶妙なバランスのプログラムになっているんじゃないかな~と思います☺️
この春だけの特別な冒険、ぜひ機会があれば体験してみてはいかがでしょうか?
マーベルファンはもちろん、そうでなくても”グルートを探す”というのが楽しそうだね!
想像以上にあちこちのシーンに沢山登場しているから、ぜひ全部見つけてみてください~!
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