2024年6月に東京ディズニーシーに新エリア『ファンタジースプリングス』がオープン!
新たな魅力と共に、攻略が必要なルールや戦略も増加しました。
そんな東京ディズニーシーの攻略法を実体験をもとに紹介しているのが、▼の記事です。
今回の記事では、ファンタジースプリングスの魅力について率直に素直に熱く語っていこうと思います。
実は私はかつて年間パスポートを持ってパークに通っていたほどのディズニーファン。
そのため、今回の新エリア誕生はやはり感慨深く、待ちに待った素敵な出来事でした。
そんな長年のディズニーファンが、ファンタジースプリングスを実際に体験してどうだったのか?についてお話していきます。
今後ファンタジースプリングスを訪れようかな?と思っている方、すでに訪れたよ!とい方も是非参考にしていただければ幸いです。
ファンタジースプリングスのエリア・アトラクション・レストランのネタバレを含みます
Contents
はじめに
はじめに、当ブログの”プロフィールページ”でも触れていますが、私のディズニー遍歴について語っておきたいと思います。
- 幼少期:家族の影響でディズニー好きに
ディズニーがそもそも好きになったきっかけは、幼少期の家族の影響。
小さい頃、自宅のテレビではほぼ常にディズニー映画が流れ、CDからはディズニーの音楽が流れていましたね…。
- 学生時代:年間パスポートを持ちパーク通い
学生時代には年間パスポートを手に、週3~4日ほどのペースで東京ディズニーリゾートを訪れていました。
- 現在:ディズニープラスを駆使する
現在は東京ディズニーリゾートには数年に一度行くレベルに留まるものの、毎日ディズニープラスを駆使してディズニー作品を楽しんでいます。
・ディズニー/ピクサーアニメーション映画:すべて。
・ディズニー/ピクサーOVA等アニメーション:鋭意増加中。
・スター・ウォーズ:映画はすべて。ドラマ・アニメは鋭意増加中。
・マーベル:インフィニティサーガまではすべて。マルチバースサーガは頑張って追いつこうとしています。
色々と理由はありますが…、
・年間パスポートの発売がコロナ禍以降実施されていないこと
・抽選/課金でないと楽しめない要素が増えたこと
・エンターテインメントが減っていること
…等々が主な理由ですね。
体験レポ
ファンタジースプリングスの泉
- エリアの物語を感じながらロックワークと噴水を楽しめるのがGOOD!
- ロックワークの規模感は想像以上。
- 映画のワンシーンのようなロックワークが素敵(どのシーンのものかを想像しながら眺めるのも楽しい)
- ファンタジースプリングスのエリアBGM最高
- ファンタジースプリングスの物語がエリア内では分かりにくい(公式サイトには詳しく記載されているものの、現地では物語を伝える看板などの工夫がなく、少し残念)。
- 選ばれている物語はプリンセス物が多め。やはりマイナーな映画は触れられず、か…。
- ファンタジースプリングスホテル周辺は広々としている一方で、ベンチの数が少ないため、ゆっくり座って過ごせるスペースが限られている
エリアを象徴するキャラクターのロックワーク!入口付近
▲ファンタジースプリングスの入口は、ロストリバーデルタとアラビアンコーストの間。
東京ディズニーシーの中では最も入園ゲートから遠いエリアに位置しています。
ここ数年、長らく壁に閉ざされていた通路が、ついに開通しました。
▲ファンタジースプリングスエリアに入る前の場所に、グッズを販売しているワゴンがありました。
東京ディズニーリゾートではこういうちょっとしたワゴンのデコレーションも凝っているのが魅力の一つでもありますが、例に漏れずこちらも良かったですね!
▲お店の名前は「スプリングス・トレジャー」。
ファンタジースプリングスを旅した誰かが、そこで見つけた商品を”宝物”として販売している…。そんなストーリーが思い浮かぶような良いネーミングです。
後にお話する、エリア内のショップ「ファンタジースプリングス・ギフト」と対になって、エリア内では”お土産・プレゼント”、エリア外では”宝物”と言い表されているのが良いですね。
ファンタジースプリングスは魔法の泉。
それ故に、そこで手に入る商品は外から見たら”宝物”なんだろうなあ、と想像が膨らみます。
▲よく見ると、アナと雪の女王の舞台であるアレンデールや、ラプンツェルの住むコロナ王国、ピーターパンらしい宝箱のような包みも。
ファンタジースプリングスを旅して、それぞれのエリアの宝物が詰め込まれたワゴンであることが見て取れて良いです。
▲さて、そんな「スプリングス・ギフト」を抜けた先がいよいよファンタジースプリングスエリア。
ここでファンタジースプリングスエリアのストーリーをおさらいしておきましょう。
昔々、はるか遠いところに、精霊が住む魔法の泉がありました。
精霊は、水の流れに乗って旅をした先で
出会った数々の物語をその泉に刻み込みました。
いまでも、泉から流れ出る小川をたどっていけば、
さまざまな物語の世界を訪れることができるでしょう。
そう、ファンタジースプリングスは精霊が住む魔法の泉。
そこに広がる3つのエリアは、実はそのキャラクターたちや物語が直接広がっている…、というよりは「精霊たちが泉に刻み込んだ物語をゲストは追体験する」という意味合いが近いんですよね。
マーメイドラグーンやアラビアンコーストがそれぞれアリエル・アラジンたちが住んでいるエリアであるのに対し、ファンタジースプリングスは少し異質なストーリーです。
▲そんなファンタジースプリングスの入口には、3つのエリアを象徴するキャラクターのロックワークが施されていました。
こちらはラプンツェル。左下にパスカルの姿も確認できます。
岩に生える植物や花々が、ちょうどラプンツェルの長い髪を彩るように添えてあるのが素敵でしたね!
▲こちらはアナと雪の女王より、アナとエルサ。
ラプンツェルの髪のように、エルサの手が向く先には植物が生えているのがわかります。まるでエルサの魔法を示すかのように。
▲オラフの姿もありました。
ちょうど訪れた時間のタイミングが良く、まるでオラフが太陽に手を伸ばしているかのような姿でしたね。
映画「アナと雪の女王」の楽曲『あこがれの夏』を思い出させるような印象的なワンシーンでした。
▲ファンタジースプリングスエリア入口の左側には、ピーターパンのロックワークが。
左下に小さくティンカーベルの姿も描かれているのが良いですね。
このあたりは噴水の水の音に負けないようにか、ファンタジースプリングスのBGMも大きめの音量でかかっていたのが印象的!
個人的にもこのBGMは大好きな音楽で、初めて実際に現地で聞けて感動モノでしたね…。
一通りロックワークを堪能し、いざエリア内部へ。
▲エリアに入ってすぐの場所に、自動販売機がありました。
こちらのデコレーションも素敵。
▲自動販売機の上部にファンタジースプリングスの泉が流れ込んでいました。
まるで魔法の泉を原料にドリンクを作っているかのよう。
ディズニー映画の世界が広がるホテルエリア
▲いったん3つの物語のエリアは後回しにして、ファンタジースプリングスホテル周辺のエリアからお話していきます。
まずはファンタジースプリングスエリアと同様、ホテルのストーリーをおさらいしておきましょう。
昔々、はるか遠いところに、精霊の住む魔法の泉がありました。
泉の精霊は美しい庭を育むかたわら、好奇心の赴くままに水の流れに乗って旅をし、数々のファンタジーの物語に出会いました。
精霊は魔法の泉へ戻ると、魔法の力を使って泉のまわりの石や木をけずり、出会った人々に似た複雑な形をつくりだしました。そして、旅先で耳にしたいくつものメロディを口ずさみながら、水を踊らせてはしゃぎまわりました。
時は流れ、ある日、旅と冒険を愛する“ダッチェス”と呼ばれるひとりの女性が、この美しい魔法の泉にやって来ました。彼女が、泉から湧き出る水や川の流れをたどって進んでいくと、そこにはさまざまな物語の世界が広がっていました。
魔法の泉に魅了された彼女は、その近くに別荘を建てましたが、やがて、より多くの友人たちとこの物語の世界をわかちあうために、大きな屋敷を建てました。
いまでも、泉から流れ出る小川をたどっていけば、さまざまな物語の世界を訪れることができるでしょう。
こちらもベースは魔法の泉でありつつ、ホテルの方には”ダッチェス”という新たなキャラクターが存在しています。
そう、ダッチェスが屋敷を建てたことによって我々ゲストもファンタジースプリングスを訪れやすくなった、とも言えるわけですね。ダッチェスさん、凄い。
では早速精霊たちが作り出したファンタジーの物語の人々やメロディー、踊る水たちを見ていきます。
▲ファンタジースプリングスホテルの周辺は、ところどころにキャラクターのロックワークと噴水が設けられています。
全体的に思ったよりホテル周辺のエリアは広く、結構な数の噴水があったものの、通路もひろびろと取られている様子でした。
▲アリエルの噴水。
曲に合わせてちょうどアリエルの後ろから水しぶきが上がるので、まるで映画の中でアリエルが歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」のフィナーレを見ているかのようでした。
ファンタジースプリングスホテルのストーリーとしても、精霊たちは「数々のファンタジーの物語に出会いました」とあるので、それぞれのロックワークはえあて映画のワンシーンを象っているのかな?と思いました。
スカットル・セバスチャン・フランダーがいるのも良いですね!
▲こちらは「不思議の国のアリス」より、アリスとイモムシの姿。
このイモムシは実写版の「アリス・イン・ワンダーランド」では”アブソレム”という大層な名前がありますが、アニメ版だとシンプルに”イモムシ”あるいは”キャタピラー”という名前なんですよね。笑
▲こちらはホテル正面付近にある大きめの噴水。
特にキャラクターが象られているわけではありませんが、ストーリーの”水を踊らせて”という言葉がぴったり当てはまるような楽しい噴水でした。
▲少し奥の方に目を向けると、そこには「ファンタジア」モチーフのミッキーマウスが。
▲ちょうどミッキーが両手を差し出したところに噴水が上がるので、まるで「ファンタジア」の魔法使いの弟子のシーンをそのまま再現したかのよう。
個人的にはこちらのロックワークが一番好みでしたね!
▲左側がオーロラ姫とフィリップ王子。右側がシンデレラとねずみの仲間たちのジャック、ガス。女の子のねずみはパーラかスージのどちらかでしょう。
シンデレラがドレスを着ていることから、おそらくフェアリー・ゴッドマザーに魔法をかけられ、シンデレラがドレス姿になった瞬間が切り取られているのかな?と思います。
▲そしてこちら。噴水の奥に佇むのは、「白雪姫」に登場する魔法の鏡。
▲アップで見ると結構ホラーでしたね…。笑
他映画は基本的に主人公+αクラスのキャラクターが描かれているところに、何故かヴィランサイドのキャラクターが一人。
映画「ウィッシュ」でも最後にヴィランのマグニフィコ王が鏡に閉じ込められるシーンがありましたが、ディズニーにおいては”魔法の鏡”はある種象徴的なキャラクターとも言えます。
そのあたりを精霊たちも汲み取って、ファンタジースプリングスに作り出したのかな…?と思うと、また違った目線で楽しめますね。
ショップ:ファンタジースプリングス・ギフトの装飾が素敵
▲ファンタジースプリングスエリア内唯一のお土産屋さん、「ファンタジースプリングス・ギフト」。
お店はファンタジースプリングスホテルの1階に位置していました。
エリア外のワゴン「スプリングス・トレジャー」に対して、こちらはエリア内にあるためか”ギフト”という言葉が使われています。
▲ファンタジースプリングスを象徴する”FS”のロゴ。
▲お店に一歩足を踏み入れると、ファンタジースプリングスと描かれた本を中心に、素敵な装飾が用意されていました。
ファンタジースプリングスは精霊たちが出会った物語がベースのエリア。
そうなると、この本はそういった物語を書き留めたもの…ということになるのでしょうか。
▲ショップ内をよく見てみると、商品の棚の上部にディズニー映画の世界を感じられる装飾が用意されていました。
こちらは「不思議の国のアリス」のもの。”DRINK ME”と描かれた小瓶もありますね。
夜になるとライトアップされまた違った雰囲気に
▲そんなファンタジースプリングスホテル付近、日が落ちた後の光景もこれまた素敵でしたね…!
「ファンタジア」のミッキーマウスの噴水では、ライトアップされたミッキーと噴水がこれまた綺麗で。
より映画のワンシーンに近づいたような光景を見ることができました。
▲ライトアップされた噴水ってどうしてこんなに綺麗なんでしょうね…
まずはファンタジースプリングスというエリアを象徴する部分、ロックワークとファンタジースプリングスホテル周辺についてお話しました。
様々な映画のワンシーンを描いたロックワークはやはり見事。
一方で、触れられている映画はプリンセス物がほとんどで、やはりマイナーどころは無かったなあ…という印象でもありました。
いまいちチョイスされている映画の基準は謎ではありますね。
比較的クラシックなディズニー映画から有名どころを選んだ、といった感じでしょうか。
ともあれ、ロックワークと噴水を眺め、ファンタジースプリングスのエリアBGMを楽しんでいたら気がついたら数十分は持っていかれるほど見どころ満載の空間でした!
ラプンツェルの森
- コンパクトながらもラプンツェルの魅力がぎゅっと詰まったエリア
- レストラン「スナグリーダックリング」内の装飾が最高。映画ファンなら魅力的なオブジェが沢山!
- 個人的にはコロナ王国の様子もエリアとしてあったら嬉しかった(「Kingdom Dance」のシーンが好きなので…)
- フォトスポットは少なめかも
エリア全体
▲ラプンツェルの森はファンタジースプリングス入場後、入って右側方面に進んですぐの場所にありました。
▲エリア自体はピーターパン、アナ雪の3つの中で最もコンパクト。
ラプンツェルの暮らす塔が象徴的でしたね。
アトラクション:ラプンツェルのランタンフェスティバル(未乗車)
▲ラプンツェルの森のメインはアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」。
名称 | ラプンツェルのランタンフェスティバル | ||
---|---|---|---|
形式 | 水流ライドタイプ | ||
体験時間 | 約5分 | ||
内容 | 年に一度のランタンフェスティバルへと向かうロマンティックなボートの旅。映画に登場するさまざまな場所をめぐりながら、フリン・ライダーと恋に落ちたラプンツェルが「今までで最高の日」を過ごす道のりをお楽しみください。 |
今回こちらのアトラクションはパス取得が叶わず利用できていないため、アトラクションの内部以外の部分について語ります。
▲ラプンツェルといえば、象徴的なのがこちらのコロナ王国の紋章が描かれたランタン。
映画の中でも大きな役割を持っていましたが、続くラプンツェルの続編シリーズ「ラプンツェル・ザ・シリーズ」の中でも要所要所でランタンが登場しました。
▲スタンバイの待ち列のライトもランタンとして彩られていて、とっても素敵だなあと思います。
▲アトラクションのストーリーは「映画に登場するさまざまな場所をめぐりながら、フリン・ライダーと恋に落ちたラプンツェルが「今までで最高の日」を過ごす道のり」を追体験する、というもの。
実際にアトラクションに乗った方の感想を見ると「短い」等ありましたが、まあ実際映画を見てみると、二人がランタンの光を見るシーンでだいぶ夜も更けている(後にユージーンがラプンツェルを救いに塔に向かうシーンでは空が白み始めている)状態です。
そのため、「今までで最高の日」はランタンの光を見るシーンで終わっている、と考えるのも自然かもしれませんね…!
レストラン:スナグリーダックリング
▲ラプンツェルの森の中にはレストラン「スナグリーダックリング」があります。
今回私たちはこちらでランチをいただきました!
▲「スナグリーダックリング」は映画の中でラプンツェルが荒くれ者たちと友達になった酒場がモチーフとなったレストラン。
入口には象徴的なアヒルの看板があり、テンションが上りましたね!
▲屋根の上には天使の姿になったショーティの姿もありました。
▲お店に入ると、「武器はこちらに!」と書かれたオブジェが。
ベースが荒くれ者たちの酒場であることが人目で分かるオブジェで良いですね。
▲レストラン内には映画の”その後”を象徴するようなオブジェが沢山。
例えばこちらは、ピアニストが夢だったフックハンドのピアノ。
スナグリーダックリングという場所で、ピアニストの夢を叶えているのかも?と思わせるようなオブジェでした。
▲壁一面に荒くれ者たちとラプンツェル、ユージーンが描かれているスポットもありました。
長い塔の暮らしで絵を書くのが得意となったラプンツェル。そんなラプンツェルが描いたような、素敵なイラストでした。
ラプンツェルの髪が長いところを見ると、後になって過去を振り返って描いた、あるいは「ラプンツェル・ザ・シリーズ」で再び髪が伸びたところで描いたのかな…?と諸々想像が膨らみます。
▲ラプンツェル、マキシマス、パスカルを描いた絵もありました。
▲そんなレストランでいただいたメニューはこちら。
フライドシュリンプバーガーセット¥1,490。
メインのバーガーに、ポテト、ドリンクが付いたセットです。
▲”フライドシュリンプ”という名前の通り、バーガーの中には大きなエビフライがどーんと入っていて、美味しかったですね!
▲ドリンクのカップはファンタジースプリングス専用デザイン。
他のエリアだとソフトドリンクはワンパターンなのでこれにはびっくり。
▲スペシャルドリンク ラプンツェルのマジカルミルクティーもいただいてみちゃいました。
単品800円、セットにはプラス440円でソフトドリンクをこちらに変更することができます。
ラプンツェルの森エリアはコンパクトながらも、映画「ラプンツェル」の要素がたっぷり詰まった魅力的なエリアでした。
今回アトラクションを経験できなかったことは残念ですが、こちらはまたいつかのお楽しみ、ということで。
強いて言うなら、映画「ラプンツェル」の「Kingdom Dance」のシーンが一番好みなので、コロナ王国の町並みもエリアとして見てみたかったな、と思います。が、まあ広さ的にこのくらいが限界かもですね。
個人的にはレストラン「スナグリーダックリング」内の装飾が素敵だったので、ランチにこちらのお店を選んで良かったです!
ピーターパンのネバーランド
- 散策できる空間が多め。フォトスポットも多く散策が捗る!
- アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は最高。体験としても、ストーリーとしても感動モノでした
- ピクシー・ホロウをアトラクションとして取り上げてくれて、作品ファンとしてはとても嬉しい
- ピクシー・ホロウの散策できるエリアがあったらとっても嬉しかった…
ジョリー・ロジャー号の姿も!エリア散策
▲2つ目のエリアはピーターパンのネバーランド。
ファンタジースプリングス入場後、ラプンツェルの森とは反対側の左側方面に進んだあたりに広がっています。
ピーターパンのエリアはそこそこ広く、水に浮かぶフック船長の船”ジョリー・ロジャー号”や、ドクロ岩の姿もありました!
▲ジョリー・ロジャー号の様子はこちら。
まるで映画からそのまま飛び出してきたかのような再現度に驚きです。
▲原作さながらのオブジェたち。左から…
- フック船長が作中で吟味していたフックシリーズ
- 海賊たちがナイフを投げて遊んでいた壁
- スミーがフック船長のヒゲの手入れに用いていたグッズ
また、ジョリー・ロジャー号の中では「海賊たちの舟唄」と題される海賊たちの歌も聞くことができ、とっても雰囲気ありましたね。
▲一方こちらはドクロ岩。
作中ではフック船長がタイガー・リリーを拐って、ピーターパンと一戦を交えたスポットです。
▲下を覗くと、タイガー・リリーを連れてくるときに使用していた小舟がありました。
▲ドクロ岩からは、先程のジョリー・ロジャー号と右側にネバーランドを象徴する山の様子が伺えます。
▲ちなみに夜になるとこんな感じ。
ライトアップされてこれまた良い雰囲気になっていました。
▲要所要所にフック船長やスミーをモチーフにした可愛らしいオブジェの姿も。
これはロストキッズたちが作成したもの、というイメージでしょうか。
ピ
ーターパンエリアはこんなふうに、記念撮影ができるフォトスポットが数多くあった印象ですね!
アトラクション:ピーターパンのネバーランドアドベンチャー
▲そんなピーターパンのネバーランドにあるアトラクションが、「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」!
名称 | ピーターパンのネバーランドアドベンチャー | ||
---|---|---|---|
形式 | ライドタイプ | ||
体験時間 | 約6分 | ||
内容 | 仲間のロストキッズと一緒に、ピーターパンやティンカーベルとともにフック船長と海賊たちからジョンを救出する、ネバーランドを舞台にした壮大な冒険の旅をお楽しみください。ボートに乗り込み、ゴーグルをかけて3Dで楽しむアトラクションです。 |
この日私たちは、朝イチでスタンバイパスを取得し、途中システム調整による休止に見舞われながらも、なんとかケープコッドから舞い戻って乗車することが叶いました。。
▼スタンバイパス等の取得に関することはこちらへ
▲こちらはスタンバイ列の様子。
室内のスタンバイ列はロストキッズたちの拠点をイメージしているようで、ロストキッズたちが手作りした”秘密基地”のような雰囲気でした。
少し設備的な話をすると、照明がぐっと抑えられて雰囲気があるのは勿論、スタンバイ列がぐるぐるとあちこちにとぐろを巻くような構成になっており、一見して列の進み方がわかりにくい構成になっているのが面白いポイント。
東京ディズニーシーだと他にも、センター・オブ・ジ・アースがこういった構成になっていて、好みですね。
単に四角いスペースをうねうねするだけだと飽きますが、こうやってオブジェとオブジェの間をぐるぐると回されるスタンバイ列は面白いです。
▲ピーターパンのネバーランドアドベンチャーにはプレショーが用意されていました!
プレショーの立ち位置としては東京ディズニーランドの「美女と野獣“魔法のものがたり”」に近く、これからゲストが体験する物語の概要を説明するようなスタイル。
ここで初めて、ゲストは”ロストキッズ”の一人となって一緒に冒険に出るのだということがはっきりします。
▲プレショーが終わった後は、大きく列を崩し3Dゴーグルをピックアップする形。
▲アトラクション自体が大きく動き揺れるからか、ゴーグルは東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」と似たような少し厳つい形のものでした。
▲いよいよアトラクションに乗車!
アトラクション全体のシンプルな感想としては、「凄い」。この一言でした。
まさか、小さい頃に一度は夢を見た「空を飛んでみたい」という思いが、こういった形で果たされるとは思わなかった。
3Dの映像と、映像に合わせたアトラクション動きだけで、これほど”空を飛ぶ”という感覚をリアルに味わえるとは…。
アトラクションのストーリーとしても分かりやすく良かったですね!
ウェンディに対してやきもちを焼くティンカー・ベルの様子、フック船長との戦闘の様子。
このあたりが映画のシーンと酷似していて、なんだか懐かしいやら嬉しいやらの不思議な気持ちになりました。笑
何より、最後にウェンディたちをロンドンに送り届けた後に、ネバーランドに戻って来る…という演出が最高に良い。
そうか私たちはネバーランド側のロストキッズの一人なんだ、と強く感じられるシーンで。
昔ピーターパンを見たときに、ネバーランドに帰っていくピーターパンたちを寂しい目で見ていたりもしましたが、時を経て自分が”帰っていく”側になるとは、粋な演出だなあと思います。
▲体験時間も6分間と長めのライド。とっても素敵な体験だったなあと思います。
ピーターパンを現役で見て楽しんでいる小さい子たちは勿論、大人になってしまった私たちにとっても、ぐっと心の深い部分を差してくる良いストーリーでした。
アトラクション:フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー(未乗車)
▲ピーターパンのネバーランドエリアにはもう一つ、「フェアリー・ティンカー・ベルのビジーバギー」というアトラクションがあります。
名称 | フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー | ||
---|---|---|---|
形式 | ライドタイプ | ||
体験時間 | 約2分 | ||
内容 | 「ピクシー・ホロウ」で、ティンカーベルが始めた新しいデリバリーサービスを手伝います。春夏秋冬4つの季節に分かれた場所をそれぞれ訪れ、いろいろな荷物や小包を妖精たちに届けます。 |
▲今回こちらのアトラクションも、パス取得が叶わず次回に見送ることに。
ただ、ディズニーファンとしてはシンプルに”ティンカー・ベル”シリーズを取り上げてアトラクションにしてくれた、という事実がシンプルに嬉しいです。
▲”ティンカー・ベル”シリーズは「ピーターパン」のスピンオフとして制作された作品。
シリーズとしては全6作品あり、ティンカー・ベルがピーターパンと出会う前、妖精としてネバーランドの一角”ピクシー・ホロウ”に住んでいたときのことを描いた作品です。
このティンカー・ベルシリーズ、個人的にはとても大好きで、その物語も、劇中で用いられている音楽も素晴らしく繰り返し楽しんでいる作品でもあります。
かつて東京ディズニーシーではそんなティンカー・ベルシリーズをモチーフにしたイベント「東京ディズニーシー・スプリングカーニバル フェアリーズ・プリマヴェーラ」が開催されたことがありましたが、以降完全にキャラクターと手は下火になっていたんですね。
これが今回、ファンタジースプリングスによって蘇った。これは作品のファンとしては本当に嬉しかったです。
アトラクションの乗車自体は次回に見送ることになりましたが、少し垣間見えるスタンバイ列を見ても、作中でティンカー・ベルが見つけていた”迷いもの”の姿があったりと、映画の世界が忠実に描かれていることがわかり、良いなあと思います。
以上、ピーターパンのネバーランドについてのお話でした!
アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」にはがっつり心を掴まれてしまいましたね…。
かつて子どもだったすべての大人は、一度経験してみるべきアトラクションだなと思います。
エリアについて欲を言うならば、ピクシー・ホロウの様子をアトラクション以外でも描いてほしかったところ。
散策できるエリア内にピクシー・ホロウがあったら嬉しかったですね。
はじめはぶっちゃけ東京ディズニーランドにもピーターパンのアトラクションあるし、なぜ今更…と思っていたピーターパンエリアでしたが、いざ訪れてみるととっても素敵なエリアであることがわかりました。
作ってくれてありがとう!
フローズンキングタム
- 映画の再現度が抜群…!
- アレンデールの国を、アナと雪の女王の物語を、肌で体感できる素晴らしいエリア
- フォトスポットも多数
- アナと雪の女王1,2双方の要素が要所要所に詰まり、エリア散策が楽しすぎる
- アトラクション素晴らしい
- 噴水に日本円を投げ入れないでくれえ……
- アレンデールロイヤルバンケット内の装飾が素晴らしい一方、レストランなので少し散策しにくいのがデメリット
映画の世界が目の前に
▲最後にお話するのが、「フローズンキングタム」。
映画「アナと雪の女王」をテーマにしたエリアです。
もともとファンタジースプリングスは、アナと雪の女王をテーマにした”北欧エリア”としてオープンする、というお話もあったので、こちらのエリアが大本命なのかもしれません。
▲そんなフローズンキングタムエリア、とんでもない再現度だった……!
こちらはアレンデール王国の町並み側のエリア。映画で見たようなアレンデールの街が目の前に広がっていて感激でした。
▲クリストフにスヴェン、トロールたちが描かれた可愛い門。
実はこちらお手洗いなんですよね。なんて可愛い。
アナと雪の女王の物語の後、アレンデールの人々によってこんな門が作られたのかも…?と思うと微笑ましいですね。
▲掲示板をよく見てみると色々と興味深いことが書かれていました。
中でも「The Gates Are Open!」というのは良い。映画「アナと雪の女王」の物語を思うとぐっと来てしまいます。
▲「アナと雪の女王2」に登場したマティアス中尉の家もありました!
どうやらアレンデールの歴史的場所として登録されているようです。
作中のマティアス中尉の活躍を思えば、納得ですね。
▲そしてアレンデール城の様子がこちら!
城門までは橋がかかり、アレンデールの旗がひらめいています。
ああ、この光景を日本で望めるとは思わなかった…。
アナと雪の女王エリアは、ファンタジースプリングスよりも先に香港ディズニーランドにオープンしています。
以降あちらのパークの様子をよく映像や写真で見ていましたが、あちらと同じような光景が今目の前に。
▲奥に目を向けると、エルサの作った氷のお城の様子も伺えました。
▲お城の正面の様子がこちら。
作中「生まれて初めて」の曲に乗せて多くのゲストがお城に入っていくシーンがありましたが、ファンタジースプリングスのフローズンキングタムではまるで同じような光景を目にすることができます。
▲そしてこちらがアレンデール城!
要所要所にアレンデールの紋章が象られていて、ああ、まさに映画で見た光景そのもの。
▲お城の前の噴水に硬貨が投げ込まれている点だけ少し残念でしたが、映画のシーンを忠実に再現されているのがとても良くわかりました。
アレンデールに十円玉や1円玉は無いと思うのだよ………
▲少し日が落ちてくると、アレンデールには明かりが灯り、また青空の下とは異なる景色を見せてくれます。
▲作中でスヴェンとクリストフが人参を食べ合っていた場所も再現されていました。
▲映画の中では見ることができない「夕焼けに照らされたアレンデール」という光景を望むことができるのも、テーマパークの良いところだなあ…としみじみと思いました。
アトラクション:アナとエルサのフローズンジャーニー
▲そんなフローズンキングタムのアトラクションは「アナとエルサのフローズンジャーニー」。
今回はDPA(ディズニー・プレミア・アクセス)を2,000円で購入し、体験してきました!
名称 | アナとエルサのフローズンジャーニー | ||
---|---|---|---|
形式 | 水流ライドタイプ | ||
体験時間 | 約6分30秒 | ||
内容 | ボートに乗って、ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界を体験することができます。「真実の愛」が凍った心を溶かす壮大かつ心温まる姉妹の物語を、おなじみの名曲の数々とともにお楽しみください。 |
▲スタンバイ列は屋外・屋内エリアに分かれていますが、DPA利用の場合は通常スタンバイ列とは異なる道を進んでいきます。
通常スタンバイ列には、そちらにしか無い装飾棟もあるようなのでいずれリベンジですね。
▲アトラクションの乗り場を上から見下ろしつつ、乗車口に向かっていく形で列は形成されています。
乗り場がとにかく美しく、洗練されていて素敵でした。
▲”Welcome to our home!”と書かれたイラストもありました。
▲いざ、乗船です。
アトラクションは映画「アナと雪の女王」のストーリーに合わせて進んでいく形。
ストーリー構成も、使用シーンも楽曲も”上手く”、非常に感動的なライドでしたね…!!
まずライドの形式について。”水流ライドタイプ”とありましたが、正直こんな水流ライドがあるとは驚きでした。
- 1シーンに1台しか船がいない(すべてタイミングを制御されている)
- 横にも後ろ向きにも動く(!?)
乗船中、ライドは前向き・後ろ向きと適宜向きを変えつつ物語の世界を旅していく形。
まさかボートタイプでバック走行になるとは思っておらず、思わず声が出てしまう部分もありました。笑
そして何より、ストーリーの構成が上手い。
トロールたちが語るアナとエルサの物語からはじまり、作中要所要所の音楽が違和感なく繋がり。
特に有名であり見どころでもある「Let it go」のシーンをゆっくり長く取り、”魅せて”くれる。
ハンスの蛮行からアナの復活までも分かりやすく、”端折られている”と感じる部分も全く無く素晴らしい仕上がりでした。
特にラストシーン、アナとエルサが真実の愛を確認しアレンデールの氷が溶けるシーンで、ライドが少し上の目線から滑り降りる演出が大好きでした。
「Na na na heyana Hahiyaha naha」という「Vuelie」の音楽に乗せて世界が彩られていく様子を、滑り降りながら見る…。
その光景があまりに美しく、感動的でした…!
最後に、完全に我々ゲストはアナとエルサの物語を見るだけの”傍観者”だと思って油断していたら、オラフの言葉にやられましたね…。
ライドの形式から演出、ストーリーに至るまで、まさに”完璧”というべきアトラクションなのでは無いでしょうか。
レストラン:アレンデール・ロイヤルバンケット
▲さて、実はアレンデール城はアトラクション本体ではなくレストラン「アレンデールロイヤルバンケット」となっています。
今回私たちも、夕方の休憩にこちらのレストランを利用しました。
▲そんなレストラン、内部もまさにアレンデール城が再現されており、とてつもなかった。
▲今回私たちはいくつかある部屋の一つ、椅子がふかふかのソファになっているこちらのテーブルで休憩したのですが…
▲こちらは作中「生まれて初めて」でアナが絵画の真似事をしていた、あのお部屋を再現したものとなっていました。
▲アナが再現していた絵画が並んでいる時点で感動モノですし、その間にオラフやアレンデール王国の方々の絵画も!
映画の物語のその後のアレンデール城の様子を覗いているような心地でした…!
▲その隣には暖炉があるお部屋も。
もしかすると、作中でハンスがアナに対する裏切りを果たしたあの暖炉かもしれませんね。
▲棚の中を見てみると、スピンオフ「アナと雪の女王 / 家族の思い出」で登場していた、アナが作ったオラフの人形が飾られていました!
アナとエルサのクリスマスの家族の伝統、それを象徴するオラフの人形にここで出会えるとは…。
▲アレンデール周辺の海図も掲示されていました。
しっかりハンスの出身国「The Southen Isles」も描かれていますね。
意外とアレンデールから近かった。笑
▲ステンドグラスが美しいホールエリア。
▲アトラクションは基本「アナと雪の女王」の映画の世界ですが、アレンデールロイヤルバンケット内の絵画をよく見ると、「アナと雪の女王2」の世界も描かれており感激です。
こちらは風の精霊・ゲイルの様子。
▲トロールたちの住処の様子や、魔法の森の入口の様子の絵画もありました。
映画ファンとしては、すべての絵画が映画のシーンのどこかと関連していて、もう見ているだけで楽しくて楽しくて仕方ありませんでした…。笑
▲作中「雪だるま作ろう」でアナが遊んでいた振り子時計もありました。
以上、フローズンキングタムのお話でした。
エリア全体を通して、映画の再現度が非常に高い。どこを見ても、どこを切り取っても、映画のシーンが脳内に浮かんでくるほど忠実に再現されており、映画ファンとしてはもうこの空間にいれるだけで感激です。
エリアのBGMも良かったですね…。
アナと雪の女王の1,2の曲が上手く用いられ、曲も合わせて”アレンデール”という国を彩っているように思いました。
そしてアトラクション。これは素晴らしかった。
水流ライドタイプとしてのシステムも、物語も、音楽も演出も良かった。
引き合いに出してしまって申し訳ないのですが、東京ディズニーランドの「美女と野獣“魔法のものがたり”」で上手く行かなかった部分をすべて突き詰めて研究して、そうして生み出されたのがこの「アナとエルサのフローズンジャーニー」なんだろうなあ…、と思わずにはいられませんでしたね。笑
アナと雪の女王の世界を肌で感じられるエリア。最高でした。
ファンタジースプリングス全体に対しての感想
- ”精霊たちが作り出したファンタジーの世界”というコンセプトがいい意味で異質で、神秘的な雰囲気が溢れているのがとても良い
- 各映画のエリアの忠実再現度が抜群に良い
- どこを切り取っても絵画になるような素敵な風景を楽しめる
- 「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」「アナとエルサのフローズンジャーニー」のアトラクションのクオリティ、満足度が抜群に良い
これまで沢山書いてきましたが、やはりファンタジースプリングスの魅力はそのエリアとしての物語と、原作の再現度の高さ。
特に各映画をよく知る作品のファンの目線としては、映画で見た世界や、映画で味わいきれなかった世界を肌で体験できるエリアが誕生したのは、もうシンプルに嬉しくて仕方ないですね…!
ファンタジースプリングスというエリアが日本にあって、とっても嬉しいです。
- 入園ゲートからあまりにも遠すぎる
- ファンタジースプリングスをなぜ東京ディズニーシーに作ったのか?は疑問が残る
一方気になったのはこの2点。
まず、やはりファンタジースプリングス、入園ゲートからあまりにも遠すぎます。
もともと東京ディズニーシーの奥の方、ロストリバーデルタのあたりは個人的にも仲間内で”奥地”と呼び表していて、年間パスポート時代は奥地まで足を踏み入れない日があるほど遠いエリアとして認識していました。
今回誕生したファンタジースプリングスは、その”奥地”の更に”奥地”。
ぶっちゃけ遠すぎます。
今回の来園では、パークにいる時間のおよそ7割ほどの時間をファンタジースプリングスで過ごしました。
ファンタジースプリングス来場を目的にしていたこともありますが、それ以前に「ファンタジースプリングスから一度離れてしまうと戻ってくるのが大変」という要素が強いんです。
こうなると、東京ディズニーシーに遊びに来たのか、ファンタジースプリングスに遊びに来たのかよくわからなくなるほど、他の東京ディズニーシーのエリアとは明らかに一線を画しています。
さて、この遠さも含めてもう一つの疑問は「なぜファンタジースプリングスを東京ディズニーシーに作ったのか?」ということ。
もっと直截に言うと、「なぜファンタジースプリングスは東京ディズニーランドに作らなかったのか」という疑問です。
そもそも東京ディズニーシーは”海”をテーマにしたテーマパーク。
それ故に、今まではずっと”7つの海、7つのテーマポート”を強く押し出して運営してきました。
スペシャルイベントやかつてのレギュラーショーもそうですね。
「ウィッシュ!」でも7つのテーマポートの精霊が登場しましたし、「セブン・ライツオブクリスマス」というショーもありました。
それが、ファンタジースプリングスの誕生により8つになった。
それも、ファンタジースプリングスは”海”ではなく”泉”がモチーフ。
このことをどう説明付けるのかな?と思っていたのですが、結局今に至るまで全く説明がなされていません。
東京ディズニーシー組曲が新たに作られる様子もなく、今の状況だと「とりあえずテーマポート8つに増えたよ!」というだけに見えちゃうんですよね。
ここがとっても勿体ない。
うまく説明を付ける気が無いのなら、もともと7つのテーマポートで完成されていた世界に付け加えるのではなく、シンプルに東京ディズニーランドを拡張すれば良かったのでは?と思わずにはいられないんです。
実際、「入園ゲートから遠すぎる」問題も東京ディズニーランドの拡張であればさほど問題になりません。
ちょうどファンタジースプリングスは「美女と野獣“魔法のものがたり”」の奥に広がる位置関係のため、むしろランドを拡張したほうがアクセス面は便利に思います。
おそらくファンタジースプリングスは、東京ディズニーランドとシーのアトラクション数や、ファミリー向けコンテンツのバランス等を見て、東京ディズニーシーにオープンしたのだと想像します。
ただ、東京ディズニーリゾートのファンとしては、シーの世界観を下手にいじらないで欲しかった思いもあります。
諸々総合すると、ファンタジースプリングス単体で見ると非常に素晴らしい。
エリアの中で体験できるコンテンツは本当にここにしか無いもので、満足できる素晴らしいものが誕生したのだと心から思います。
一方で、「ファンタジースプリングスの誕生により東京ディズニーシーの魅力が増したか?」という点については疑問符を投げかけたいです。
東京ディズニーシーの全体的な世界観としては若干違和感が残りますし、なにせファンタジースプリングスは他エリアからも離れ遠すぎるため、シーで1日を過ごす上での回遊性は大きく下がったのでは無いでしょうか。
感覚としては、「東京ディズニーシーを楽しむときに、ファンタジースプリングスを訪れる選択肢も増えた」というのが正しい印象です。
まとめ
今回の記事では、東京ディズニーシーに新たに誕生したエリア「ファンタジースプリングス」について、実際の体験を元に素直な感想を綴りました。
思いのままに綴っていたら、文字数が1,7000字オーバーと過去1で長い記事となってしまいました・・。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
是非ファンタジースプリングスについてのあなたの感想も聞かせてください…!
色々思うところはあれど、ファンタジースプリングスという新たな世界はとても素晴らしいものでした。
一人のディズニーファンとして、このエリアが日本に誕生してくれたことを、改めて嬉しく思います。
今回の記事が、これからファンタジースプリングスを訪れる方、あるいは訪れたことのある方にとって何かの参考になれば幸いです…!
▼ファンタジースプリングスのパス取得等攻略のコツについてはこちらの記事で解説しています